2020/09/15 のクイズ
- 1. 急速輸液負荷を行う。
- 2. 子宮を身体の左側に移動させる(子宮左方転移)。
- 3. エフェドリンを投与する。
- 4. 硫酸アトロピンを投与する。
挑戦者8554人 正解率31%
妊婦は仰臥位になると、大きくなった子宮が下大静脈を圧迫することで、静脈還流が減少し、低血圧になりやすいとされています(仰臥位低血圧症候群)。また、脊髄くも膜下麻酔では交感神経遮断により低血圧になります。
- 1. 急速輸液負荷を行う。
-
不正解
脊椎くも膜下麻酔では、下半身の交感神経を遮断することで、血管が拡張し、抵抗が減少するとともに血液が末梢に急激に流れることによって低血圧となります。静脈還流を維持するためにも細胞外液の急速輸液を行うことは、低血圧への正しい対応となります。
- 2. 子宮を身体の左側に移動させる(子宮左方転移)。
-
不正解
子宮を身体の左側に移動させる(子宮左方転移)ことで下大静脈の圧迫を軽減することができます。右殿部に丸めたタオルを入れるか、もしくは手術台自体を左側に傾ける、または徒手的に子宮を左側に移動させるとよいでしょう。
- 3. エフェドリンを投与する。
-
不正解
エフェドリンは心拍出量増加作用とともに末梢血管収縮作用もあり、合わせて血圧を上昇させるので、血圧の低下しているAさんに対してエフェドリンを投与することは、心拍出量増加が期待できます。
- 4. 硫酸アトロピンを投与する。
-
正解
硫酸アトロピンは、副交感神経を遮断することで心拍数を上げますが、昇圧にはあまり有効ではありません。血圧の低下しているAさんに対しては用いません。よって、この選択肢が正解です。なお、胎児に頻脈を起こす場合があるため、妊産婦への投与は避けるほうが望ましいとされています。
引用参考文献など
1)日本麻酔科学会ほか.妊婦の手術の麻酔.周術期管理チームテキスト第3版,日本麻酔科学会,2016,692.
2)日本麻酔科学会ほか.局所麻酔.周術期管理チームテキスト第3版,日本麻酔科学会,2016,246.
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