2020/05/20 のクイズ
- 1. 営業成績も、管理職としての業務も適切にできているので、思い悩む必要はない、気にする必要はないと助言する。
- 2. うつ病のきっかけが、現在の会社の仕事内容や人間関係にあるため、無理して仕事を続けるのではなく、退職(転職)を勧める。
- 3. 眠れないときは、お酒に頼るのではなく、医師の処方する睡眠導入剤を服用するよう指導する。
- 4. 食欲が出るよう、毎日、散歩やジョギングなど適度な運動を行うよう指導する。
挑戦者7982人 正解率54%
- 1. 営業成績も、管理職としての業務も適切にできているので、思い悩む必要はない、気にする必要はないと助言する。
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不正解
うつ病患者さんの病前性格として、良心的、几帳面、真面目、仕事熱心、争いを嫌う、保守的などのメランコリー親和型性格という特徴があります。Bさんの場合も、真面目で仕事熱心なところが評価され、主任に昇格したと思われますが、うつ病は、昇進など仕事環境の変化がきっかけになることも少なくありません。「仕事熱心で責任感の強い人」が、「完璧な上司でなければならない」と思い、無理してしまうことによってうつ病は起こります。そのため、このような励ましにより、本人が安心感を得ることはなく、逆に落ち込ませ、症状が悪化する可能性があります。
- 2. うつ病のきっかけが、現在の会社の仕事内容や人間関係にあるため、無理して仕事を続けるのではなく、退職(転職)を勧める。
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不正解
うつ病を発症するきっかけが仕事であるため、一時的に休息を取り、仕事から離れることは療養上、大事なことです。その一方で、退職や転職という、本人や家族にとって重大な判断については、この段階で行うと、患者さん本人が後悔の念にとらわれて、症状の再燃、悪化を招く危険性があります。うつ病やうつ症状の支援では、病状が悪化している時に、重大な判断を本人に求めないことが必要です。
- 3. 眠れないときは、お酒に頼るのではなく、医師の処方する睡眠導入剤を服用するよう指導する。
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正解
まずはお酒ではなく、薬を上手に使いながら、不眠へ対処していくことの重要性を伝えていくことが大切です。Bさんの場合、不眠のつらさを紛らわせるため、飲酒量が増えていると考えられます。しかし、飲酒をしての睡眠は中途覚醒や早朝覚醒になりやすく、かえって睡眠状況が悪化してしまいます。アルコールを睡眠薬代わりに使用することは好ましくありません。医師の指導のもと、薬を上手に使っていくことが、より適切な不眠への対処方法であることをBさんに伝えていくことが重要です。よって、この選択肢が正解です。
- 4. 食欲が出るよう、毎日、散歩やジョギングなど適度な運動を行うよう指導する。
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不正解
うつ病やうつ状態の支援のポイントとして、適度な活動を促すことは重要ですが、日常生活の中で、焦らずマイペースに、できることを増やしていくことが大事です。うつ症状が強いときは、洗面や入浴、食事すらできなくなっていきます。医療者は、できないことを否定したり批判的な態度を取ったりしない共感的な態度で、運動のような特別なことではなく、生活の中で可能な内容を促していきます。
引用参考文献など
1)坂田三允著.うつ病相にある人の生活と看護.統合失調症・気分障害をもつ人の生活と看護ケア.中央法規出版,2004,180-195.
2)神庭重信.社団法人日本医師会編.西島英利監.うつ病とはどんな病気なのか.自殺予防マニュアル.第2版,明石書店,2008,21-43.
3)e-ヘルスネット.アルコールとうつ、自殺.厚生労働省.(2020年5月閲覧)
4)磯村聰子.山根俊恵編著.感情障害(躁うつ病・うつ病).ケアマネ・福祉職のための精神疾患ガイド.中央法規出版,2016,43-49.
5)睡眠障害対処12の指針.スイミンネット すこやかな眠りのために….田辺三菱製薬会社ほか.(2020年5月閲覧)
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