2020/04/13 のクイズ
- 1. 気管挿管
- 2. 頭部CT
- 3. 保温
- 4. 膀胱留置カテーテル挿入
挑戦者9336人 正解率50%
Aさんは搬入時の腋窩温が32℃ということで、低体温症に陥っていると思われます。
低体温症とは深部体温(直腸温、膀胱温、食道温、肺動脈温など)が35℃以下に低下した状態をいいます。低体温症の原因には、1)寒冷環境、2)熱喪失状態、3)熱産生低下、4)体温調節能低下などがあります。これらが単独、もしくは複合することで発症します。低体温症の治療には、呼吸管理・循環管理・復温が重要です。来院時に呼吸・循環が不安定であれば、ただちに気管挿管を行うことが必要です。
- 1. 気管挿管
-
正解
Aさんは、搬入時、呼吸回数が10回/分の徐呼吸と下顎呼吸であることから、呼吸が不安定な状態ですので、まず気管挿管を行い、呼吸を安定させる必要があります。よって、この選択肢が正解です。
- 2. 頭部CT
-
不正解
Aさんは、「ベッドから転落した」ということから、頭部外傷や脳血管障害による意識障害の可能性があるため、頭部CTは必要です。しかし、その前に気管挿管による気道確保と呼吸の安定化が必要です。よって、この選択肢は不正解です。
- 3. 保温
-
不正解
この患者さんは腋窩温が32度と低体温ですから保温の必要はありますが、まず行うべきことは不安定である呼吸の安定化です。よって、この選択肢は不正解です。
- 4. 膀胱留置カテーテル挿入
-
不正解
深部体温測定のために温度センサー付き膀胱留置カテーテルや直腸温測定カテーテルを挿入することは必要ですが、その前に不安定である呼吸の安定化のために気管挿管が必要です。よって、この選択肢は不正解です。
引用参考文献など
1)齋藤大蔵.日本救急医学会監.偶発性低体温.標準救急医学.第4版,医学書院,2009,496-498.
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