2020/03/06 のクイズ
◆整形の問題◆65歳女性Bさん。転倒によって左腓骨骨折となったため、ギプス固定をすることになりました。Bさんに対する適切な看護はどれでしょうか?
- 1. ギプスの圧迫感がある場合、松葉杖での歩行で血行を促進させ、圧迫を取り除く。
- 2. 左下肢第1~2趾間の知覚異常が見られた場合、左下肢を挙上する。
- 3. ギプスを装着している左下肢の関節拘縮や筋萎縮を来すため、左下肢の筋力トレーニングを促す。
- 4. 皮膚乾燥によってギプスの中の皮膚がかゆくなった場合、隙間から尖ったものでかくよう指導する。
挑戦者6824人 正解率63%
- 1. ギプスの圧迫感がある場合、松葉杖での歩行で血行を促進させ、圧迫を取り除く。
-
不正解
ギプス固定時は骨折による腫脹も伴い圧迫感が生じやすいです。ギプスの圧迫感がある場合、松葉杖で無理に歩行を促すのではなく、患肢を心臓より挙上させることで症状を取り除くことができます。
- 2. 左下肢第1~2趾間の知覚異常が見られた場合、左下肢を挙上する。
-
不正解
第1~2趾間の知覚異常は腓骨神経麻痺の症状です。その場合、ギプスカットやギプス固定を再度行い、圧迫を解除する必要があります。患肢を挙上させるのはギプスの圧迫感を感じた場合の対応です。
- 3. ギプスを装着している左下肢の関節拘縮や筋萎縮を来すため、左下肢の筋力トレーニングを促す。
-
正解
ギプスを装着していると患部の安静のため、通常の左下肢の動きが阻害され、関節拘縮や筋力低下を来します。そのため、ギプス装着中でもベッド上でギプス側下肢の足上げ運動や外旋および内旋運動、足趾の屈曲運動など可能な限りの関節拘縮予防や筋力トレーニングを進めていく必要があります。
- 4. 皮膚乾燥によってギプスの中の皮膚がかゆくなった場合、隙間から尖ったものでかくよう指導する。
-
不正解
皮膚乾燥によりギプスの中の皮膚がかゆくなっても、尖ったものでかくことはやめましょう。尖ったものでかくと皮膚の損傷を来してしまいます。長めの綿棒や舌圧子などを用いて隙間から低刺激のローションやクリームを塗布するのが望ましいです。
引用参考文献など
1)骨折ネット運営事務局.“ギプス固定中の過ごし方”.骨折ネット.(2019年10月閲覧)
2)尾﨑まり.萩野浩編.ギプスシーネ固定.整形外科きほんの看護技術.整形外科看護2014年春季増刊.2014,24-37.
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