寄り添う看護|マンガ・病院珍百景

「心」で寄り添う看護師のおはなし。

タイトル:寄り添う看護。

ある日、看護師の山本ナースがナースステーションで、患者・園田さんの旦那さんが急に亡くなったことを知りました。

「昨日の夜、脳梗塞で倒れて亡くなったのよ。今夜お通夜で明日お葬式なんだけど…。」園田さんは術後1日目で、まだ退院することができません。

主治医が戻ってきて、「園田さんに話してきたよ。お葬式に行けないことは本人も納得してた。」と報告しました。

山本ナースは、園田さんの様子を伺いにいきました。園田さんはベッドに横になり、窓の外を見つめています。

「大丈夫?」と声をかけると、園田さんは掛け布団で顔を隠すように

「…なんで今なのかしらね」と声を震わせてつぶやきました。

体を震わせて「いつも…」とぽつりぽつりと言います。山本ナースも涙ぐみながら、慰めるように薗田さんの体をさすりました。

「夫は勝手でね~…。待つことができない人なのよ。」と布団に顔を埋めて、泣きました。

「私の方が…先だと…思ってたのに…。」と園田さんも山本ナースも涙もふかずに泣きました。

病室で一緒に旦那さんを想い、泣き続けました。

夜勤への申し送り時、山本ナースの泣き腫らした目は、パンパンになっていました。

引き継ぎを終えた同僚ナースは、血圧を測りに園田さんの病室へむかいました。

血圧を測りながら、「急なことで…お辛いですね。」とお悔やみの言葉をかけると、

園田さんは、「山本ナースと泣きながら、お父さんのことを想えて」

「お通夜にもお葬式にも行けないけど、お見送りできたかなって。」と悲しみながらも、少し晴れやかな笑顔で言いました。

その様子をみて、「患者さんに寄り添う看護を」とよく言われるけど、寄り添うって、山本ナースと園田さんのようなことなのかもしれない。と思うのでした。

 


【著者】とげとげ。

 元看護師のイラストレーター。有名女性誌などで幅広く活躍しながら、2児の母としても絶賛奮闘中。

子育てエッセイマンガブログ『ママまっしぐら!』

http://www.togetoge.net/

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