新人ナースを卒業したとき|マンガ・病院珍百景

「辞める」と決めたことで、状況を変えられた新人ナース。辛かった時代を「乗り越えた」と実感できたのは…

タイトル:新人ナースを卒業したとき

NICUの職場での人間関係のもつれが原因で休職をした後、外来へ異動して半年。「そろそろ病棟へどう?」と看護部長にすすめられました。

私は、過去NICUでの辛い経験を思い出し、『またダメだったらどうしよう…』と不安になりました。それでも看護部長は「外来にずっといても、何もできないままよ!」と私の背中を押してくれました。

部長の励ましもあり、悩みながらも「…わかりました。行きます。」と異動を受け入れました。

異動初日は不安というか恐怖心の塊で、体も強ばってしまったのですが、拍子抜けするほど、内科病棟の雰囲気はよかったです。

新しいプリセプターは優しく、初めての作業にも「これからCVの介助があるから、やらしてもらおう!私もつくから!」とフォローしてくれるので、

「怒られるかも」と怯えずにわからないことを聞けるのは、何よりもやりやすかったです。

仕事がやりやすいだけでなく、プリセプターは、「山本さん(患者さん)が退院のとき、菅野さんには本当にお世話になったから、お礼をお伝えください、って言っていたよ。菅野さんは患者さんへの接し方が丁寧だよね~。」と私の良いところを評価してくれるので、私の自信も徐々に復活していきました。

そんな私も4年目になり、今ではプリセプターとして後輩を指導しています。

今は、プリセプティがミスをして落ち込んだときにも、新人ナースだった頃の私がかけて欲しかった言葉をかけるようにしています。

最近、冷静に周りが見えるようになり、ふと思うことがあります。

NICUでは、仕事の忙しさでみんな余裕がなく、

頑張りを認めてくれる人もいなくて、みんないっぱいいっぱいだったのかもしれない…と思うのでした。

ある日の休憩中、NICUの時の師長さんを見かけました。

外来・内科病棟と異動して以来ずっとNICUの人を避けていたため、その日も気が付かないフリをして立ち去ろうとしました。

でも、立ち去ろうとしたとき、以前外来師長が「いつか、ありがとうございましたって言える日が来たら言いなさい」と言ってくれた言葉を思い出しました。

そして、私は決断しました。

勇気を出して、「お、お疲れさまでした。」と外来師長に声をかけました。

少し挨拶を交わしたあと、「その節はありがとうございました。」と伝えると、師長も「いやいや、こちらこそ力不足でごめんね~。でも元気そうでよかった!」と安心してくれているようでした。

師長と別れたあとも、緊張で体の震えはしばらく止まりませんでした。でも引っかかっていた胸のつかえが、やっととれて…

『やっと乗り越えられたかな…。』と自分の中で、やっと卒業できたような気持ちになったのでした。

 


【著者】とげとげ。

 元看護師のイラストレーター。有名女性誌などで幅広く活躍しながら、2児の母としても絶賛奮闘中。

子育てエッセイマンガブログ『ママまっしぐら!』

http://www.togetoge.net/

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