おうちで死にたい~訪問看護の現場から~【2-2】

前回の話

母1人娘1人で仲良く暮らしてきた内田親子。そんな親子を病魔がおそいます。

前回の最後のシーン。母と一緒にいられる時間が少ないことを受け入れられない睦美。

末期がんと分かっていても、なお母親が死ぬことを受け入れられない娘、睦美(むつみ)。馬淵と花は、医療者として、何ができるのか…!?

 

 

 

仕事終わり、職場の仲間から飲み会に誘われた睦美ですが、母の介護があるからと断ります。何を作っても食べてくれない、何をやっても良くならない母に、疲れきって気力がわかない様子の睦美。

 

 

 

睦美が家へ帰ると、笑い声が聞こえます。ドアを開けると、そこには訪問看護師の花と馬渕先輩と談笑する母の姿が。麻薬が効いて痛みが和らいでいるようです。睦美が買ってきたコロッケを見て、「あーお腹すいた…!!」と食べたがる母に睦美は喜びます。

 

 

 

睦美の嬉しそうな様子に花もホッとしますが、なんと睦美は「あの1本1万円の水が効いたのね!!」と発言。花は訂正しようとしますが、馬渕先輩がすかさず花を止めます。馬淵に睨まれしぶしぶ黙る花。訪問介護ステーションに戻ってから、花は馬淵先輩に「先輩…あの麻薬だって徐々に増やしていくわけで…」と切り出します。

 

 

 

「そうすると意識が失くなるわけで…死期も…」と続ける花。そんなことはわかっている、と思いっきりため息をついた馬渕先輩は、ここから先は家族のための看護が大事になると言います。腑に落ちない様子の花は、このままで大丈夫かなぁ…と心配します。そして数日後…

 

 

 

また食べられなくなってしまった睦美のお母さん。睦美が「お母さん食べなきゃ」と怒るけれど、でも食べれなくてねぇ…と語ります。自分のことよりも、1人ぼっちになってしまう睦美が気がかりな様子のお母さん。馬淵先輩が、娘さんにまたお話してみますよと言いますが、「ムリムリ!!あの子医者が言ったって聞かないのよ」と笑っています。「私が死んだらあの子どうなるのかなって考えたら死ねないもん。だから私今頑張れるんだよ」と話すお母さん。なるようにしかならないよ人生なんてさ…と言う、表情が儚げです。

 

 

 

足取り重く内田家を後にする、花と馬渕先輩。花は、先輩はこの後一体どうするのかな…と、馬渕先輩の後ろ姿を見つめます。そして数日後。

 

 

 

お母さんにヨーグルトを食べさせようとする睦美。花と馬淵先輩が無言で見つめています。「まただんだん食べれなくなってるんです。何故でしょうねドリンクだって飲ませてるのに…」と言う睦美。「だから私…このヨーグルト効くって聞いて…」としゃべりつづける睦美の話を「それは病気が進んでるんです。お母さんはもうすぐ亡くなるんですよ。」と馬渕先輩が遮ります…!!

 

娘の将来が心配な母、母に元気になってもらいたい娘。
そんな中、癌は無情にも進行していきます。

【3】最終回へ続く

 

 

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【著者プロフィール】

広田奈都美(ひろた・なつみ) HP

漫画家・看護師。某地方総合病院にて勤務後、漫画家としてデビュー。著書は「僕達のアンナ」(集英社)、「お兄ちゃんがコンプレックス」、「ママの味・芝田里枝の魔法のおかわりレシピ」(秋田書店)他。

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  1. 会話は可能であったため、意識レベルの観察は不要である。
  2. SpO<sub>2</sub>が保たれているため、酸素投与は必要ない。
  3. 傾眠傾向にあるため、覚醒を促すためにも歩行して処置台に移動してもらう。
  4. 全身の観察として皮膚色を観察した。

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