「看護に専念させて」コロナによるナースへの偏見や差別に悲痛な訴え|看護roo!ニュース

ナースへの偏見や差別やめて、協力を!

 

新型コロナウイルス感染症との闘いが長期戦となる中、看護師が心身ともに疲弊してきているとし、日本看護管理学会が声明を発表しました。

 

偏見や差別をやめ、看護師が看護の仕事に専念できるよう、理解や協力を求めています。

 

 

家族も面会できない中、患者の一番近くにいる

コロナウイルスに感染した患者の一番近くにいるナース

 

同学会は、これまで看護師が、「自分自身の感染の危険性と私生活、自分のキャリアに目をつぶり、時には自分の家族にも仕事の内容を隠し、コロナウイルスに感染した患者さんを看てきた」と説明。

 

また、「防護服を着ているとはいえ、患者の頬に付くくらいに顔を寄せ患者の声を聞き、孤独に苦しむ患者の手を握り、時には尊厳ある死を迎えられるように寄り添う」とし、家族も面会できない中、患者の一番近くで、看護師が患者の生命と生活を守る役割を担っているとしました。

 

その上で、感謝の言葉は要らないので、

 

「ただ看護に専念させてほしい。差別や偏見はナースに対してフェアな態度でしょうか?」

 

と、看護師であることを隠さなければならない状況に疑問を投げかけました。

 

 

看護師からのお願い

また、同学会は「国民の皆さまへのお願い」として、次の3つを挙げています。

 

看護師からのお願い/1:自身の健康と医療現場を守るため、なお一層の慎重な活動を/2:感染予防に留意しているナースを偏見の目で見ないで、3:離職中の看護師が復職するとき、周りの人は理解し、温かく送り出しを

日本看護管理学会より国民の皆さまへ」(日本看護管理学会)を基に看護roo!編集部で作成

 

声明を見て、SNSなどでは

 

「本当にその通りだと思う」

「コロナ慣れしている人に読んでほしい」

 

など、共感の声が広がっています。

 

 

新型コロナウイルス感染症が、いつ収束するかわからない状況が続いています。

 

医療を支えている看護師をはじめとする医療者への感謝の声が広がる一方で、心ない偏見や差別もあり、それが医療者の負担をより大きなものにしています。

 

 

看護roo!編集部 坂本朝子(@st_kangoroo

 

 

 

(参考)

日本看護管理学会より国民の皆さまへ(日本看護管理学会)

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