災害医療を担うナース~震災の現場から~|災害看護の仕事【1】

災害現場で活躍する看護師を知っていますか?

本作では4回にわたり災害看護のお仕事をご紹介します!

もっともっとやれるナースの力。災害医療を担うナース~震災の現場から~

2016年4月14日 午後9時26分 熊本地震発生

その直後すぐに動き出した人たちがいる。『日本DMAT』それは災害時に活動する医療チームである。

DMAT事務局で活躍するナース千島佳也子(ちしまかやこ)さん。長年救急看護に携わり、現在はDMATにて災害医療の研修を行うほか、災害被災地での医療コーディネートを行っています。

DMATとは2005年に発足され、大きな災害や事故が起きた際に、素早く災害医療を行う医療チームです。

熊本地震発生直後、DMATでは情報収集を開始。翌午後3:00、医療機関にも被害があり、千島さんは上司から現地に向かうよう言われます。

超急性期に必要だったのは、『病院支援』です。倒壊のおそれのある病院から患者さんを避難させる支援や、スタッフの被災により人員不足の病院へ支援を行う必要があったと千島さんは言います。

そこで14日の時点で、九州ブロックのDMATに出動を要請し、16日の本震を受けて全国のDMATに要請を拡げました。どの程度要請をするのかという判断も大事になります。集まったチームがニーズに応じて分散し、現地の医療体制を支えました。

記憶に新しい熊本地震や東日本大震災など日本は地震が多く、近年は異常気象による災害も増えています。これらは、いつどこで起こるか分からず怖いものです。災害をなくすことはできないが、被害を減らすことはできると千島さんは言います。

実際に1995年の阪神淡路大震災では『避けられた死』があったといいます。

救出前は意識清明だった方が、救出とともに心停止になった挫滅(クラッシュ)症候群や避難生活の中で心不全や脳卒中など内因性の疾患で亡くなった方など、防げたかもしれない災害死があったと千島さんは言います。

こうした過去の教訓を糧に専門的な知識・技術を備えたチームが1人でも多く命を救うことを目標に活動しています。

そんな千島さんがこの道を歩む中で、探し続けているものがあります。「ナースの私が災害現場にいる意味って何だろう…?」

 

【取材・マンガ】明(みん)

看護師・漫画家。沖縄県出身。大学卒業後、看護師の仕事の傍らマンガを描き始める。異世界の医療をファンタジックに描いたマンガ『LICHT-リヒト』1~3巻(小学館クリエイティブ)が好評発売中。趣味は合気道。

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◆フィジカルアセスメントの問題◆呼吸音の聴診で正しいものはどれでしょうか?

  1. 呼吸音を聴診するには、聴診器の膜型を使用する。
  2. 呼吸音の聴診は、前胸部と背部を上から下に聴診する。
  3. 聴診する時、吸気で副雑音が聴こえなければ呼気まで聴診する必要はない。
  4. 自分で体位変換ができない長期臥床患者さんは背部の聴診が難しいため、前胸部の聴診をこまめに行う。

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