「看護師に向いてない…」その気持ちを創作が支えてくれたワケ|マンガ・もっともっとやれるナースの力

もっともっとやれるナースの力。創作×ナース

ナースの可能性を追い求めるこのシリーズ。今回は精神科ナースののまりさんを紹介します。映画やマンガイラストでご活躍中!

ナースでありながら、絵も描き世の中に発信をして、とてもステキなキラキラナースに見えますが…

のまりさんは、自分がナースに向いていると思ったことは一度もないと言います。

高校時代は同人活動に夢中でした。看護師を目指したのはもっと後です。

高校卒業後、大阪でアルバイトと同人活動にいそしむ中、故郷石川県で震災が発生。それがきっかけで、将来に不安を感じ、看護学校に入学したのです。

のマリ産がナースの仕事の奥深さに気づいたのは、最初の実習がきっかけ。「何もできなかった」と思っていたのに、退院される患者さんが泣きながら握手してくれて、言葉での子乳にケー所んが苦手でも伝わることがあると感じたんだそうです。

精神科に興味を持ったのは、授業で知った歴史がきっかけ。そこでは精神科の患者さんが、神と崇められたり、社会から排斥されたりしていました。

のまりさんは、自分の中に「普通」「異常」を無意識に区別する気持ちや、固定観念に縛られるところがあるから興味を持ったんだと思います。歴史を知ってそういう固定観念から解き放たれたというか…といいます。そして精神科ナースの道へ。

精神科の看護に教えられることはとても農耕です。アルコール依存症、パニック障害、PTSD、認知症、うつ病、幻聴-妄想、統合失調症、発達障害。地域で生活する人や、地域社会になじめず孤立する人。

でも相変わらずコミュニケーションは苦手で、患者さんの気持ちに寄り添うことができなかったときは自分を責めたりすることもあって、もやもやする気持ちや言葉にできない感情は絵に描くことで消化されることもありました。

絵やマンガにすることで起こったことや気持ちを掘り下げて考えられます。マンガ作品に一部協力したときも経験を話すことで新たな角度から事例を考えることができました。

東京で働くようになって看護と創作の両方で何かできることはないかと考えるようになりました。そんなとき、東京で出会った人たちが、「ナースでイラストが書けることは強みだよ」と教えてくれました。

創作活動を通じて得た新たな出会いで、様々な価値観に触れました。その経験は看護にも活きてます。看護→言葉でのコミュニケーションが苦手→創作して消化→病院以外の人たちとのであい・多様な価値観を知る→その経験が看護に活きる。

「看護」「マンガ」と各カテゴリーにこだわった固定観念に縛られすぎることなく、私にできることを考えて表現し続けたい。

創作に限らず、ナース一人ひとりの個性が活きることが、より良い看護につながる気がします。患者さんにも社会も変容する現代だからこそ、ナースの輝く個性がより豊かな看護を実現するかもしれない。

そんな、のまりさんが今回携った映画『リクエスト・コンフュージョン』。LGBTを題材にさまざまな人間模様が描かれます。看護の現場で『多様性』を考える状況に遭遇したときのヒントになるかも知れません。。ぜひご覧ください

※『リクエスト・コンフュージョン』は2017/10/8に「きりゅう映画祭」にて上映されます。

公式サイト】 【公式YouTubeチャンネル】 


 

【取材・マンガ】明(みん)

看護師・漫画家。沖縄県出身。大学卒業後、看護師の仕事の傍らマンガを描き始める。異世界の医療をファンタジックに描いたマンガ『LICHT-リヒト』1~3巻(小学館クリエイティブ)が好評発売中。趣味は合気道。

 

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