年に1度の健診船がすごい―トカラ列島診療所レポート【3】

離島のナースってどんな感じ?日本最後の秘境と呼ばれる「トカラ列島」の診療所を、元ナースのイラストレーター松鳥むうがレポートします。

 

Vol.3 年に1度のレントゲン便とは

トカラ列島への唯一の足、村営船フェリーとしまは毎年5月の2日間だけ「レントゲン便」と呼ばれます

トカラ列島の詳細はこちらの記事で。

健診者2台をフェリーで島へ運びます

運ばれた健診車は、島の港で健診をするのです

早朝(5時10分!!)の薄暗い中、トカラ列島の一つ目の島である口之島に到着

早朝であるにもかかわらず、健診を受ける島人たちがすでに港に整列中!!

ちなみに、健診は成人の希望者のみが受診します

 

健診を行う看護師は、島の診療所の1名

島の看護師のほかに、鹿児島市内にある村役場か来た保健師4名が中心となって行われます

健診の主な内容は、胃がん検診・肺がん検診・子宮がん検診・骨粗鬆症検診の4つで、これらを約2時間で行います

フェリーの普段の航路は、鹿児島を23時に出港し、口之島、中之島、諏訪之瀬島、平島、悪石島、小宝島、宝島、そして奄美大島に翌日14時半に入港。各島の停泊時間は10~20分ほど

トカラ列島は全部で12の島で形成されており、そのうち7島が有人島、5島が無人島です

 

レントゲン便の時は、各島の停泊時間が1~2時間と普段より長く、そのため1日目と2日目の健診の真ん中の島で1泊します

レントゲン便では普段より各島での停泊が長くなる分、その貴重な時間をトカラ列島(十島村)の人々は一時もムダにしないのです!

健診と同時に様々な仕事をされています。1つは狂犬病の予防注射

消防車の点検

ほかにも村役場の方が鹿児島県庁の方々に島を案内したり、

秋のマラソン大会の距離の測定をされたりしております!

そのためレントゲン便時のフェリーとしま船内は、医療スタッフのほかに村役場の職員や県庁の職員、消防車の点検会社や獣医などたくさん乗っています

フェリーには一般客用の席もありますよ~

 

トカラ列島の健診日は内容てんこ盛りの一大イベント(?)なのです

 

【松鳥 むう】 HP

元精神科看護師。現在、イラストエッセイスト。著書に『島旅ひとりっぷ』(小学館)、『ちょこ旅沖縄+離島』『ちょこ旅小笠原&伊豆諸島』『ちょこ旅瀬戸内』(すべて、アスペクト)等がある。

 

【トークイベント情報】

3/26(土)、世田谷代田にてトカラ列島を熱く語るトークイベントを開催します!出演は、南鳥島以外の日本の有人島をめぐった斎藤潤さんと松鳥むう。トカラ列島が気になってきた方、ぜひお越しください。

◆詳細はこちらから:郷映ラボ2016新春企画★上映会&島トーク『奄美群島・悪石島~離島特集~』

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