最終更新日 2018/03/29

睡眠時無呼吸症候群

睡眠時無呼吸症候群とは・・・

睡眠時無呼吸症候群(すいみんじむこきゅうしょうこうぐん、sleep apnea syndrome;SAS)とは、睡眠中に呼吸停止や低呼吸を認める病態である。10秒以上の呼吸停止が1時間に5回以上見られればSASとなる。

【診断】

睡眠ポリグラフ検査で睡眠中の呼吸状態を評価する。1時間当たりの無呼吸と低呼吸を合わせた回数である無呼吸低呼吸指数(AHI)が5以上であればSASと診断される。AHIによりSASの重症度が決められる。

【分類】

SASには閉塞性睡眠時無呼吸症候群(OSA)、中枢性睡眠時無呼吸症候群(CSA)、これらを合わせた混合性睡眠時無呼吸症候群がある。OSAは肥満やアデノイドなどで気道が狭くなっているところに舌根や軟口蓋が沈下してきて気道を閉塞することで生じる。SASのほとんどはOSAである。CSAは血管障害や脳腫瘍などにより呼吸中枢が機能不全を起こし、呼吸運動そのものが停止してしまうことで生じる。

【症状】

SASの症状は夜間の症状と日中の症状に分けることができる。

・夜間:激しいいびき、無呼吸、異常な体動、頻回の中途覚醒、呼吸性アシドーシス

・日中:傾眠傾向、起床時の頭痛、集中力の低下

【治療】

肥満が原因となっていることも多く、その場合減量自体がSASの治療につながる。経的持続気道陽圧法(nasal CPAP)は陽圧負荷をかけることで気道の閉塞を防ぐことができる。

執筆: 野浪 豪

神戸市立医療センター中央市民病院 麻酔科 救命救急センター

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