最終更新日 2018/05/28

基礎体温

基礎体温とは・・・

基礎体温(きそたいおん)とは、一定時間(4~5時間)以上の睡眠後の起床時の安静な状態で測定した体温と定義される。女性の場合、卵胞ホルモンエストロゲン)、黄体ホルモン(プロゲステロン)という2種類のホルモンの影響を大きく受けており基礎体温を測定することによりこれらのホルモン分泌が正常に行われているかを予測することが可能である。

通常、月経が始まると卵胞期と呼ばれるエストロゲン分泌が多い時期となる。このホルモンは子宮内膜を厚くし、基礎体温を下げる働きがある。次に排卵が起こると黄体ホルモンが分泌される黄体期と呼ばれる時期となる。黄体ホルモンは受精卵が子宮内膜に着床しやすい状態に整え、妊娠後は妊娠を継続させる働きがある。黄体ホルモンには体温を上げる作用があるため基礎体温のグラフに変化がでる。低温期と高温期の平均の差は0.3~0.6℃とされ、このような変化がない場合には、月経があっても排卵がない場合が多い。無排卵の原因はさまざまであり、多くは体重の変化やストレスによるホルモン分泌の異常であるため、早期に婦人科を受診する必要がある。排卵日以降、17日以上高温期が持続する場合には、妊娠の可能性がある。

執筆: 畑 菜摘

兵庫県立尼崎総合医療センター ER総合診療科 救命救急センター

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