最終更新日 2018/12/14

エンテロウイルス

エンテロウイルスとは・・・

エンテロウイルス(えんてろういるす、Enterovirus)とは、腸管内で増殖するウイルスの総称である。ピコルナウイルス科の1本鎖RNAウイルスであり、ポリオやコクサッキーウイルスを含む67の種類がある。
エンテロウイルスの感染症は夏に多く、流行する型は年によって異なる。

【原因・症状】
感染経路は、主に接触感染で、体内に取り込まれたウイルスが腸管で増殖し、その後血流にのって全身症状を引き起こす。感染力は比較的強く、時に一つの地域で大流行を起こす。
エンテロウイルスの症状は多彩であり、上気道症状や軽い消化器症状が最も一般的だが、手足口病などの皮疹や結膜炎、ヘルパンギーナも起こし得る。重症なものでは、無菌性髄膜炎、ポリオ、心筋炎、炎、流行性筋痛症(ボルンホルム病)の原因ともなる。特に中枢神経系の感染や心筋感染の場合には、重篤な後遺症が残る可能性がある。

【治療】
治療方法として確立されたものはなく、症状緩和を目的とした対症療法が一般的である。

執筆: 畑 菜摘

兵庫県立尼崎総合医療センター ER総合診療科 救命救急センター

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