片麻痺患者には健側から与薬するのはなぜ?|経口与薬

『看護技術のなぜ?ガイドブック』より転載。

 

今回は片麻痺患者への与薬に関するQ&Aです。

 

大川美千代
群馬県立県民健康科学大学看護学部准教授

 

片麻痺患者には健側から与薬するのはなぜ?

健側(けんそく)から与薬を行うのは、誤嚥を防ぐためです。

 

麻痺患者は、患側(かんそく)の嚥下機能が低下しています。薬が患側にあると、食道に引っかかって炎症を起こしたり、散剤が気管に入ってしまうこともありえます。

 

服薬の援助をする場合は、看護師は健側のベッドサイドに立ち、患者には健側を下にした側臥位を取ってもらいます。健側を下にすることによって重力で薬が健側の咽頭(いんとう)に移動し、嚥下しやすくなるとともに、誤嚥を防ぐことにもつながります。

 

 


本記事は株式会社サイオ出版の提供により掲載しています。

 

[出典] 『看護技術のなぜ?ガイドブック』 (監修)大川美千代/2016年3月刊行/ サイオ出版

SNSシェア

看護知識トップへ