使用ずみの注射針にキャップをせずに廃棄するのはなぜ?|注射
【大好評】看護roo!オンラインセミナー
『看護技術のなぜ?ガイドブック』より転載。
今回は注射針の廃棄に関するQ&Aです。
大川美千代
群馬県立県民健康科学大学看護学部准教授
使用済みの注射針にキャップをせずに廃棄するのはなぜ?
使用済みの注射針にキャップをせずに専用容器に廃棄するのは、針刺し事故を防ぐためです。針を手で注射器から外すことも厳禁です。ディスポーザブルの注射器・針は、医療廃棄物の基準に従って廃棄しなければなりません。使用後すぐに廃棄できるよう容器を近くに設置しておきます。

memo針刺し事故
針刺し事故を起こしやすいのは次のような場面です。
- 採血後、針にリキャップをしようとしたとき
- リキャップした針がキャップから突き抜けていたとき
- 床に落ちた針を手で拾おうとしたとき
- 穿刺の際に患者が思わず手を払いのけたとき
- 抜去後に針を処理しようと手に持ったとき
血液によって感染するのは、HIVウイルス、B型肝炎ウイルス、C型肝炎ウイルスなどです。
針刺し事故が起きたときは、ただちに流水と石けんで十分に洗浄(可能であれば消毒液で消毒する)したうえで、職場責任者・責任医師に報告します。自分の血液検査を行い、不明な点があれば患者の血液検査も行います。その後の血液検査は、感染危険のウイルスによってやや異なりますが、事故直後、2週間後、1か月後、2か月後、3か月後と定期的に行います。
※編集部注※
当記事は、2020年8月20日に公開した記事を、第2版の内容に合わせ、更新したものです。
本記事は株式会社サイオ出版の提供により掲載しています。
[出典] 『看護技術のなぜ?ガイドブック』 (監修)大川美千代/2024年7月刊行/ サイオ出版



