経管栄養を行うのはなぜ?|経管栄養

 

『看護技術のなぜ?ガイドブック』より転載。

 

今回は経管栄養に関するQ&Aです。

 

大川美千代
群馬県立県民健康科学大学看護学部准教授

 

経管栄養を行うのはなぜ?

経管栄養は、意識障害、嚥下障害、口腔内の障害などによって経口で食事を取れない患者に、必要とされる栄養を摂取させる目的で行われます。

 

栄養療法は、静脈栄養と経腸栄養に大別され、経腸栄養は経管栄養ともいいます。経管栄養には、経胃管(けいびいかん)栄養と瘻栄養(PEG)があります。どちらもチューブを用いて栄養を直接消化管に送る方法で、腸管が十分な消化吸収能力を有する場合に行います。

 

経管栄養は必要栄養量の摂取が容易に行えますが、誤嚥性肺炎などの合併症が発生する危険もあり、あくまでも一時的な処置です。看護師は、医師、栄養士など、専門スタッフらと密接に連絡をとり、よい栄養状態を維持するとともに、経口摂取の可能性をアセスメントすることが重要です。

 

図1経管栄養

 

memoPEG

PEG(percutaneous endoscopic gastrostomy)とは、経皮内視鏡的胃瘻造設術のことです。開腹せずに内視鏡によって胃瘻造設を行うので侵襲が少なく、患者にとって負担の少ない方法です。しかし、適応・不適応がありますので、すべての患者がこの方法で胃瘻を造設できるわけではありません。
腹壁と胃壁の間に形成した瘻孔から、直接栄養補給を行います。

 


本記事は株式会社サイオ出版の提供により掲載しています。

 

[出典] 『看護技術のなぜ?ガイドブック』 (監修)大川美千代/2016年3月刊行/ サイオ出版

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