肝臓・胆囊・膵臓の位置関係|からだずかん【34】

『ゆるっとポップな解剖生理学 からだずかん』(KADOKAWA)より転載、Web掲載にあたり一部改変。
内容は書籍刊行当時のもの。
今回は3章『消化器系』より、「肝臓・胆囊・膵臓の位置関係」について解説します。

 

著:角野ふち
 

肝臓・胆囊・膵臓の位置関係

消化器系には、食物が通る消化管とは異なり、食物が通らない器官があります。

消化にかかわる重要なサポーター的存在です。

 

特に、肝臓(かんぞう)・胆囊(たんのう)・膵臓(すいぞう)(“肝胆膵(かんたんすい)” とまとめて扱われることが多い)は解剖学的に近い位置にあるため、消化器系として一緒に扱うことが多いです。

 

肝臓・胆嚢・膵臓・十二指腸の位置関係と解剖構造を説明するイラスト図解。上段では胃の背面に位置する各臓器の全体像が示され、下段では詳細な構造が描かれています。

 

肝臓<Liver>

人体最大の実質臓器である肝臓をみてみます。

重さは約1〜1.5kgほど。

上腹部のやや右よりに位置しており、横隔膜(おうかくまく)の下面にぴったりとくっついています。

 

肝臓を正面と下面から見た解剖図。正面図では肝鎌状間膜によって解剖学的に右葉と左葉に分けられる様子が示され、内部の単位である「肝小葉」も描かれています。肝門(ゲート)には門脈、固有肝動脈、肝管(総胆管)の3種類の管が出入りしていることが強調されています。下面図では、下大静脈と胆嚢を結ぶ「カントリー線」という指標により機能的に左右が区分されることが説明されています。また、肝臓の中を流れる血液が中心静脈から肝静脈を経て下大静脈へ注ぐ経路も図解されています。

 

腸から吸収した栄養を含んだ血液は、門脈(もんみゃく)に集合して肝臓(かんぞう)に入り、門脈 → 肝門(かんもん) → 肝小葉(かんしょうよう) → 中心静脈(ちゅうしんじょうみゃく) → 肝静脈(かんじょうみゃく) → 下大静脈(かだいじょうみゃく) → 心臓  と流れていきます。

 

 

[出典] 『ゆるっとポップな解剖生理学 からだずかん』 (著者)角野ふち (監修)嵯峨 堅、能間 国光/2024年5月刊行/株式会社KADOKAWA

 

著者プロフィール
角野ふちプロフィール

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看護師、保健師、イラストレーター。

 

人のからだをかわいくポップなイラストで解説するコンテンツ『からだずかん』を、SNSやWebサイトで発信。

イラストを手がけた書籍に『薬メモ!』(大田和季著・じほう)、『みんなの救命救急科』(三谷雄己著・中外医学社)など。

日本メディカルイラストレーション学会会員。

 

webサイト: からだずかん
ショップ: ぞーきーず

 

 

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