2019/10/20 のクイズ
- 1. お茶碗につがれたご飯が自力で食べにくい場合はおにぎりにするなど、患者さんに合わせた工夫をする。
- 2. 身体の安静のためにできるだけ長く尿道留置カテーテルを挿入しておく。
- 3. 患者さんから「なんとなく食欲がない」という訴えがあっても、一時的なものなので特別な対応はしない。
- 4. 患者さんから「動きたくない」と訴えがあれば、なるべくリハビリは行わないようにする。
挑戦者8658人 正解率98%
廃用症候群とは、長期間の安静によって身体・心理面での機能が低下することです。その衰えは筋肉、関節、心臓、消化器官などの臓器のみならず、抑うつ、睡眠障害、食欲不振など心理面にも影響します。廃用症候群の症状について理解し、看護ケアとして予防的介入ができることで、患者さんの回復を支援することが可能となります。
- 1. お茶碗につがれたご飯が自力で食べにくい場合はおにぎりにするなど、患者さんに合わせた工夫をする。
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正解
正解です。食事・排泄・更衣などの日常生活援助では、患者さんの状態に合わせて「できないこと」を援助する視点で介入します。例えば、麻痺や手のけがなどで箸、スプーンを持つことができない患者さんには、食事をどのようにセッティングして、どのような物品を使用すれば自分で摂取可能なのか、患者さんの状態に合わせて検討していきます。選択肢のように、お茶碗につがれたご飯は食べにくくても、おにぎりであれば自分で持って食べられるという場合もあり、栄養士と相談して食事の形態を変更することも必要です。
- 2. 身体の安静のためにできるだけ長く尿道留置カテーテルを挿入しておく。
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不正解
排泄の自立は入院生活を終えて、在宅復帰をする際に最も重要なポイントです。重篤な病態で入院した急性期には、輸液投与と同時に水分出納バランスを確認するためにも尿量測定が必要となります。身体の安静も加わり、尿道留置カテーテルを挿入している場合が少なくありません。しかし、尿道留置カテーテルの長期間の留置は、感染の要因となるばかりか、排泄行動の妨げとなります。可能な限り速やかに抜去し床上排泄からベッドサイド、トイレへと拡大していけるように援助します。
- 3. 患者さんから「なんとなく食欲がない」という訴えがあっても、一時的なものなので特別な対応はしない。
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不正解
廃用症候群は、身体機能だけでなく心理面の機能の低下も招きます。抑うつ、睡眠障害、食欲不振など症状が表れます。そのため、患者さんから「気分が乗らない」、「眠れない」、「食欲がない」といった訴えがあれば、話を聞いたり、ベッドを起こしたり、車いすでの移動が可能であれば散歩をするなど、気分転換を図ることが重要です。 廃用症候群の症状について理解し、看護ケアとして予防的介入を行うことで、患者さんの支援が可能となります。
- 4. 患者さんから「動きたくない」と訴えがあれば、なるべくリハビリは行わないようにする。
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不正解
身体活動によって呼吸や血圧、脈拍などのバイタルサインに影響を与えるため、治療の過程で心身を安静にすることは必要なことです。しかし、過度の安静は容易に身体機能が低下してしまいます。そのため、患者さんから「動きたくない」と訴えがあったとしても、まずは、なぜ動きたくないのかといった考えや思いに傾聴し、感情を表出する支援をしましょう。その後、リハビリや日常生活援助を通して、患者とともに活動の幅を広げ、身体機能低下を最小限に抑えるように計画を立てることが必要です。
引用参考文献など
1)森憲司.“廃用症候群”.医療ポータルサイト 亀田総合病院.(2019年10月閲覧)
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