2019/09/17 のクイズ
- 1. 「照射赤血球濃厚液(RCC)」は温度管理が不適切になると、機能低下が生じるため、冷凍した保冷剤を入れた保冷搬送容器を用いて搬送した。
- 2. 「照射赤血球濃厚液(RCC)」と「新鮮凍結血漿(FFP)」を1つの保冷搬送容器に梱包して丁寧に搬送した。
- 3. 「新鮮凍結血漿(FFP)」は、温度管理が不適切になると、機能低下が生じるため、保冷剤を入れた保冷搬送容器で搬送した。
- 4. 病棟では、「照射赤血球濃厚液(RCC)」は一般用冷蔵庫へ、「新鮮凍結血漿(FFP)」は一般用冷凍庫へ分けて収納した。
挑戦者5683人 正解率51%
- 1. 「照射赤血球濃厚液(RCC)」は温度管理が不適切になると、機能低下が生じるため、冷凍した保冷剤を入れた保冷搬送容器を用いて搬送した。
-
不正解
「照射赤血球濃厚液(RCC)」は2~6℃で温度管理を行うもので、専用の保冷搬送容器を用いれば、保冷剤併用の必要はありません。保冷剤を入れることにより、2℃以下に温度が下がってしまい、かえって機能低下を生じる可能性があります。よって、この選択肢は間違いです。
- 2. 「照射赤血球濃厚液(RCC)」と「新鮮凍結血漿(FFP)」を1つの保冷搬送容器に梱包して丁寧に搬送した。
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不正解
「照射赤血球濃厚液(RCC)」の温度管理については、選択肢1の解説にある通りですが、「新鮮凍結血漿(FFP)」の温度管理はマイナス20℃以下です。よって、これらの製剤をまとめて1つの保冷搬送容器で搬送すると、それぞれの製剤の温度管理が逸脱してしまうので、それぞれの温度管理に適した保冷搬送容器を準備する必要があります。温度管理が適切でない場合、溶血や成分の機能低下を起こす可能性があるため、この選択肢は間違いです。
- 3. 「新鮮凍結血漿(FFP)」は、温度管理が不適切になると、機能低下が生じるため、保冷剤を入れた保冷搬送容器で搬送した。
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正解
「新鮮凍結血漿(FFP)」の温度管理はマイナス20℃以下であり、選択肢の通りです。
- 4. 病棟では、「照射赤血球濃厚液(RCC)」は一般用冷蔵庫へ、「新鮮凍結血漿(FFP)」は一般用冷凍庫へ分けて収納した。
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不正解
血液製剤は、それぞれ最も適した温度管理がなされる「自記温度記録計と警報装置が付いた輸血用血液専用の保冷庫中」で保存する必要があります。また、「輸血用血液の保管・管理は、院内の輸血部門で一括して集中的に管理するべきである。」とされており、可能な限り直前に使用する病棟などへ搬送することが望ましいです。よって、この選択肢は間違いです。
引用参考文献など
1)学会認定・臨床輸血看護師制度カリキュラム委員会編.看護師のための臨床輸血:学会認定・臨床輸血看護師テキスト.第2版.中外医学社,2017,p140.
2)厚生労働省.「輸血療法の実施に関する指針」(改定版). (2019年9月閲覧)
3)日本赤十字社.輸血用血液製剤取り扱いマニュアル2017年4月改定版.(2019年9月閲覧)
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