2019/07/31 のクイズ
陳旧性心筋梗塞で慢性心不全の58歳男性。睡眠時無呼吸(閉塞性睡眠時無呼吸)があり、持続陽圧呼吸療法(CPAP)を勧められ、在宅で使用していました。しかし、面倒になり、ほとんど装着できていない状態です。このままの状態でいた場合、この患者さんに最も起こりうることは、以下のうちどれでしょうか?
- 1. 心不全を起こしやすくなる。
- 2. 体重が減少する。
- 3. 血圧が低下する。
- 4. 交感神経活性が低下する。
挑戦者4832人 正解率79%
閉塞性睡眠時無呼吸(OSA)は、肥満を招き、交感神経活性を亢進させます。さらには、胸腔内圧が陰圧になることで血圧が上昇し、左室肥大を招きます。よって、正解は選択肢1となります。
睡眠時無呼吸には、閉塞性睡眠時無呼吸(OSA)と中枢性睡眠時無呼吸(CSA)の2つのタイプがあります。閉塞性では呼吸停止は見られませんが、中枢性は呼吸停止が見られます。睡眠時無呼吸のほとんどは閉塞性ですが、閉塞性は心不全の発症の危険因子です。心負荷を増大、あるいは心筋を障害し、心不全の発症を招くといわれています
1)。
- 1. 心不全を起こしやすくなる。
- 正解
- 2. 体重が減少する。
- 不正解
- 3. 血圧が低下する。
- 不正解
- 4. 交感神経活性が低下する。
- 不正解
引用参考文献など
1)日本循環器学会ほか.急性・慢性心不全診療ガイドライン(2017年改訂版).2018,49-50.(2019年7月閲覧)
2)日本循環器学会ほか.【ダイジェスト版】循環器領域における睡眠呼吸障害の診断・治療に関するガイドライン.2012,1054-1084.(2019年7月閲覧)
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