2019/03/29 のクイズ
- 1. 早期に開始された経腸栄養は、経静脈栄養よりも感染症発症を抑制する点で優れている。
- 2. 入院後、経腸栄養の開始は早ければ早いほど良い。
- 3. 急性腎障害でICUに入院中の重症患者さんでは、BUN(血中尿素窒素)の上昇を抑制する目的で、タンパク投与量は減らすほうが良いとされている。
- 4. 重症患者さんに、栄養療法は必要である。
挑戦者3815人 正解率27%
- 1. 早期に開始された経腸栄養は、経静脈栄養よりも感染症発症を抑制する点で優れている。
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不正解
腸管は、体内で最大規模の免疫器官であり、経腸栄養はその免疫能を維持・改善し、感染症の発生を抑制すると考えられています。対して、経静脈栄養は、腸管の消化管機能が低下している場合などに選択される栄養療法です。しかし、感染症などの合併症を起こしやすいとされています。よって、この選択肢の内容は正しいです。
- 2. 入院後、経腸栄養の開始は早ければ早いほど良い。
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不正解
入院後、経腸栄養を6時間以内に開始した重症患者さんは、24時間以降に開始した重症患者さんよりも腸管の吸収能が改善し、かつ肺炎の発症率は下がったという報告があります。また、ICU入室後4.4時間程度で経腸栄養を始めた重症患者さんは、37時間程度で始めた重症患者さんよりも腸管透過性亢進を抑制したとの報告もあります。そのため、経腸栄養の開始は早ければ早いほど良いとされています。
- 3. 急性腎障害でICUに入院中の重症患者さんでは、BUN(血中尿素窒素)の上昇を抑制する目的で、タンパク投与量は減らすほうが良いとされている。
-
正解
腎障害の際のタンパク投与量には議論がありますが、ICUに入院するような重症病態では、体組織から窒素の喪失が著しいと考えられます。摂取窒素は、主にタンパク質に由来するため、窒素の量は実質的に、タンパク質の量に置き換えることができます。よって、十分量のタンパクを投与するべきと考えられています。
- 4. 重症患者さんに、栄養療法は必要である。
-
不正解
重症患者さんは高度の炎症に曝されていることから、栄養療法が必要と考えられています。炎症があるとサイトカインやカテコラミン、副腎皮質ホルモンなどが分泌され、体タンパク、脂肪を分解し、C反応性タンパクなどの急性期タンパクが作られます。また、窒素の排泄量が10~15g/日と増えるため、これらを加味したタンパク投与量が必要であり、適切な栄養療法が必要と考えられています。
引用参考文献など
1)東別府直紀.Introduction 重症患者での栄養療法総論.小谷穣治編.エキスパートに学ぶ 栄養管理のすべて.救急・集中治療.30(1),2018,1-10.
2)日本集中治療医学会重症患者の栄養管理ガイドライン作成委員会.日本版重症患者の栄養療法ガイドライン.日集中医誌.23,2016,185-281.
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