2025/11/30 のクイズ
◆救急・集中治療の問題◆体温管理療法の目的として正しいものはどれでしょうか?
- 1. 感染症を予防する
- 2. 脳の再灌流障害を防止する
- 3. 血圧を上昇させる
- 4. 酸素消費量を増加させる
挑戦者12537人 正解率72%
正解は2です。体温管理療法は、心停止後に自己心拍が再開(ROSC)した患者さんに対して脳保護のための32~36℃の体温を24時間以上維持する治療法です。目標体温により脳低温療法(Therapeutic Hypothermia:32~34℃)と平温療法(Normothermia:36℃)に分けられます。脳の再灌流障害とは、血流再開後に活性酸素や炎症物質が放出され、脳細胞にダメージを与える現象で、高体温を回避することで、この障害を最小限に抑えることが主な目的です。
なお、低体温(32~34℃)にする場合は、感染リスクが上昇することもあり、感染予防にはなりません。
また、再灌流により血圧の上昇や酸素消費量の増加が起こりますが、体温管理療法はこれを抑制します。
【プチ学び】
心停止後、脳に再び血が流れるときに炎症が起きる
体温管理療法は「火事のあとに冷やす」ような治療
- 1. 感染症を予防する
- 不正解
- 2. 脳の再灌流障害を防止する
- 正解
- 3. 血圧を上昇させる
- 不正解
- 4. 酸素消費量を増加させる
- 不正解
引用参考文献など
1)日本蘇生協議会.JRC蘇生ガイドライン.体温管理療法(TTM).p116.(2025年5月閲覧)
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