2018/02/13 のクイズ
妊娠40週3日の初産婦さん。夜中の3時に入院し、現在陣痛は6分ごとです。訪室すると水様帯下の流出の訴えがありました。水様帯下は白色で持続的に少量ずつ流出し、BTB試験ではアルカリ性を示す青色になりました。内診所見では子宮口3cm開大。卵膜は触れますが、さい帯は触れません。疼痛部位は腰部痛と下腹部痛で増強の自覚があります。この時の判断と対応で最も適しているのは次のうちどれでしょうか?
- 1. 前期破水と判断し、医師の指示の元で抗菌剤を投与する。
- 2. 高位破水と判断し、羊水の色を観察するように産婦に指導する。
- 3. 適時破水と判断し、大きめのナプキンを当てるように産婦に説明する。
- 4. 羊水混濁と判断し、CTG(胎児心拍陣痛図)の装着と観察を行う。
挑戦者5949人 正解率24%
- 1. 前期破水と判断し、医師の指示の元で抗菌剤を投与する。
-
不正解
前期破水は分娩が開始していない段階での破水を示します。分娩開始とは、陣痛の周期が10分以内または1時間に6回の頻度となった状態を指し、この初産婦さんは既に分娩は開始されているため、前期破水ではありません。なお、破水時の投薬は各分娩施設のルールに沿って実施します。
- 2. 高位破水と判断し、羊水の色を観察するように産婦に指導する。
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正解
内診所見で卵膜が触れ、羊水が少量ずつ流出することから、高位破水が疑われます。水様帯下は白色でアルカリ性を示すことから、羊水であると判断されます。子宮収縮の増強に伴い、卵膜が破綻した可能性があります。今後の陣痛の状態や、胎児状態の観察が必要と言えます。
- 3. 適時破水と判断し、大きめのナプキンを当てるように産婦に説明する。
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不正解
子宮口全開大のころに破水することを適時破水と言います。この初産婦さんは、子宮口はまだ全開大ではないため、適時破水ではありません。適時破水は、完全破水よりも羊水流出は少ないことが多いですが、大きめのナプキンを当てておく方が良いと思われます。
- 4. 羊水混濁と判断し、CTG(胎児心拍陣痛図)の装着と観察を行う。
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不正解
羊水の性状は白色から透明で、黄色や黄緑などの色の場合は羊水混濁と判断されます。ただし、破水時には胎児環境の変化があったと予測し、CTGモニタリングを行うことは適当と考えられます。
引用参考文献など
1)医療情報科学研究所.産科.第3版.病気がみえる.2015,p446.
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