2018/01/20 のクイズ
92歳の男性患者Aさんは誤嚥性肺炎で入院中です。全身の掻痒感が強く、ステロイド入り軟膏が処方されました。その後、Aさんの手掌は肥厚し、白く乾燥が強くなったため、疥癬を疑い、皮膚の顕微鏡検査にて角化型疥癬と診断されました。胸部には、掻痒感が強かったことによる掻き傷が数カ所に見受けられ、疥癬トンネルも確認されました。この後看護師が行う対応で、最も適切なものは以下のうちどれでしょうか?
- 1. 同室患者さんの皮膚状態を観察し、同室者全員への疥癬治療を検討する。
- 2. Aさんの隔離は、皮膚症状が改善した時点で解除する。
- 3. 病室の清掃は落屑が飛び散らないよう、掃除機のみで行う。
- 4. Aさんを隔離する場合、隔離後の寝具交換は、隔離前と同じタイミングで良い。
挑戦者5737人 正解率74%
- 1. 同室患者さんの皮膚状態を観察し、同室者全員への疥癬治療を検討する。
-
正解
角化型疥癬の場合は、症状の有無にかかわらず、同室者への治療を検討する必要があります。
- 2. Aさんの隔離は、皮膚症状が改善した時点で解除する。
-
不正解
角化型疥癬患者さんの隔離は、確定診断し、治療開始後から1~2週間必要となります。皮膚症状の改善が隔離解除の基準ではありません。
- 3. 病室の清掃は落屑が飛び散らないよう、掃除機のみで行う。
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不正解
落屑が多い場合に掃除機をかけてしまうと、掃除機の排気で落屑を撒き散らすおそれがあります。まずはモップ・ワイパー・粘着シートなどを用いて落屑を回収してから掃除機をかけましょう。
- 4. Aさんを隔離する場合、隔離後の寝具交換は、隔離前と同じタイミングで良い。
-
不正解
角化型疥癬患者さんの寝具やシーツなどリネン類の交換は、基本的に毎日行うようにします。交換後の洗濯物は、落屑が飛び散らないよう、ビニール袋に入れて運ぶようにしましょう。
引用参考文献など
1)日本皮膚科学会疥癬診療ガイドライン策定委員会.疥癬診療ガイドライン(第3版).日本皮膚科学会雑誌.125(11).2015,2023-2048.
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