2017/05/07 のクイズ
- 1. MRI対応の酸素ボンベを準備した。
- 2. 検査中、両下肢が接触しないよう間にクッションを入れた。
- 3. 患者が非常に寒がったため、常に着ているという遠赤外線の下着は着けたままにした。
- 4. 自分のユニホームのポケット内の金属類を出し、電子機器や名札などは外しておいた。
挑戦者6721人 正解率85%
- 1. MRI対応の酸素ボンベを準備した。
-
不正解
MRI検査室内は検査中でなくても、常に吸着事故につながる強い磁場環境となっているため、決して磁性体金属を持ち込んではなりません。万一、そのようなものが持ち込まれた場合、装置(ガントリー)に向かって勢いよく飛翔し、患者や医療者を直撃したり、磁性体金属とガントリーの間に挟まれたりといった重大な事故(吸着事故)が発生するおそれがあります。
吸着事故はMRI装置の破損原因ともなり、吸着した金属を無理に取り除こうとして、二次的な事故につながる場合もあります。金属が吸着すると、製造販売業者による除去が必要になり、その間MRIは使用できません。
なお、体内に磁性体(ペースメーカーや植え込み式除細動、人工内耳、インプラント、コイル、ワイヤー、ステントなどで非磁性体であるという確認が取れないもの)を持つ患者さんのMRI検査は禁忌です。 - 2. 検査中、両下肢が接触しないよう間にクッションを入れた。
-
不正解
両下肢の皮膚と皮膚が接触すると、高周波電流のループが形成され、温度が上昇し、接触している部分に熱傷を起こす可能性があります。したがって、接触しやすい両下肢の間には、タオルやクッションなどを挟み接触を防止しましょう。
- 3. 患者が非常に寒がったため、常に着ているという遠赤外線の下着は着けたままにした。
-
正解
金属性の物質が織り込まれた繊維を使用した衣類(保湿性下着や遠赤外線下着など)や、金属で裏打ちされた毛布(サーモフレクト毛布)などを着てMRIを行うと、熱傷や皮膚刺激を起こす危険性があります。ほかにも、金属が使用されている貼付剤でも熱傷事例が報告されているので、注意が必要です。
- 4. 自分のユニホームのポケット内の金属類を出し、電子機器や名札などは外しておいた。
-
不正解
患者さんに急変が起こった際、慌ててMRI室に入室する場合もあります。そのような場合に備えて、あらかじめ金属類をポケットから出しておくなど、いつでもMRI室に入室できるようにしておくことは重要です。自分自身だけではなく、検査中の患者急変時に応援に来たスタッフのユニホームのポケット内にある金属類なども要注意です。
引用参考文献など
1)川村治子.MRI検査に金属類の持ち込み禁!.医療安全ワークブック.第3版.医学書院,2014,152-154.
2)MRI検査時の注意について(その2).医薬品医療機器総合機構PMDA医療安全情報.No.26.2011.
3)日本看護協会.MRI(磁気共鳴画像法)検査室内での磁性体吸着事故や熱傷事故について.緊急安全情報.2010年5月10日.
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