2020/12/18 のクイズ
◆救急看護の問題◆急性アルコール中毒で頻繁に搬送される患者さんに対し、注意すべき病態は次のうちどれでしょうか?
- 1. アルカローシス
- 2. 高カリウム血症
- 3. ガラクトース血症
- 4. ビタミンB1欠乏
挑戦者10165人 正解率36%
- 1. アルカローシス
-
不正解
アルコールは肝臓での糖新生を減少させ、インスリン分泌の低下や脂肪分解の亢進、脂肪酸の酸化障害によりケトン体の産生を招いて、アルコール性ケトアシドーシスを生じることがあります。アルカローシスにはならないため、この選択肢は誤りです。
- 2. 高カリウム血症
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不正解
アルコールによる利尿作用により、電解質異常が起こり、低カリウム血症となる可能性があります。よってこの選択肢は誤りです。
- 3. ガラクトース血症
-
不正解
ガラクトース血症は、先天性糖代謝異常であり新生児マス・スクリーニングの項目に含まれています。常染色体劣性遺伝性疾患であり、アルコール摂取とは関連がありません。よってこの選択肢は誤りです。
- 4. ビタミンB1欠乏
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正解
アルコール分解では、ビタミンB1が大量に消費されます。また、アルコールはビタミンの吸収を阻害したり排泄を加速させたりするので、特に慢性的なアルコール中毒患者ではビタミンB1が欠乏し、ウェルニッケ脳症を引き起こすこともあります。よってこの選択肢が正解です。
引用参考文献など
1)林 寛之.知っておきたい意外に多いアルコールケトアシドーシス.Step Beyond Resident 救急診療のキホン編Part1.羊土社,2006,158-161.
2) 松井敏史ほか.アルコール関連の諸問題.日老医誌.53,2016, 311.(2020年11月閲覧)
3)森 朱夏ほか.アルコールと糖尿病.e-ヘルスネット.厚生労働省.(2020年11月閲覧)
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