2019/12/14 のクイズ
- 1. 安静時は外旋位を保持する。
- 2. 足関節の背屈運動をチェックする。
- 3. 下腿を抑制する。
- 4. 踵部を挙上させておく。
挑戦者7582人 正解率83%
腓骨神経麻痺とは、下腿の外側から足背の感覚が障害され、しびれや感覚が鈍くなったり、足関節の背屈障害が出現したりする症状です。長期臥床やギプス固定、弾性ストッキングの装着など外部から腓骨頭部(膝外側)への圧迫が続くことで生じます。
- 1. 安静時は外旋位を保持する。
-
不正解
腓骨神経麻痺の予防のためには下肢を外旋位にさせないようにします。下肢を外旋位にさせるとベッド柵やクッションなどで腓骨神経を圧迫しやすくなります。そのため、膝が横に向かず圧迫が解除される回旋中間位を保持するようにしましょう(図1)。
- 2. 足関節の背屈運動をチェックする。
-
正解
腓骨神経は足関節の背屈運動を支配しています。そのため、腓骨神経麻痺の有無を観察する際は足関節の背屈運動をチェックし、痺れや感覚障害がないかどうか確認するとよいでしょう。
- 3. 下腿を抑制する。
-
不正解
下腿を抑制すると、動きが制御されて局所の圧迫が生じやすくなります。できるだけ圧迫の原因となるものは避けるようにしましょう。
- 4. 踵部を挙上させておく。
-
不正解
腓骨神経麻痺の予防には腓骨頭部を圧迫しないことが必要ですが、踵部を挙上させたとしても、腓骨頭部の圧迫回避とはなりません。圧迫を避けるためには、膝が横に向かず圧迫が解除される回旋中間位(選択肢1の解説内図1参照)を保持したり、ギプス装着中の患者さんであれば、膝下に枕を入れて圧迫を解除したりしましょう。
引用参考文献など
1)看護のお仕事ハテナース.腓骨神経麻痺はなぜ起こるのか、また体位変換時の注意点について知りたい.(2019年10月閲覧)
2)落合慈之監.腓骨神経麻痺.整形外科疾患ビジュアルブック.学研メディカル秀潤社,2012,390-391.
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