第112回 午後20問

解答・解説

1.　入浴前後は水分制限をする。

入浴により発汗が起こるため、入浴前後の水分摂取が必要である。制限ではない。

2.　入浴時の湯温は45℃とする。

入浴時の湯温は38～40℃程度とする。45℃は高すぎる。

3.　脱衣室と浴室の温度差を小さくする。

脱衣室と浴室の温度差が大きいと血圧の変動を招く。そのため温度差を小さくするのは正しい。

4.　浴室に入り、はじめに浴槽に浸かるように促す。

浴室に入り、はじめに浴槽に浸かることによって身体にかかる静水圧や温熱刺激によって血圧が上昇しやすい。かけ湯をすることで血圧上昇を防ぐことができる。

入浴（冬期）についての問題は第103回追加試験 午前問題16があり、その選択肢のなかで脱衣室の室温22～26℃が正しく、浴槽の湯43～44℃は誤りとなっている。