彼との、そして馬鹿な自分との決別｜マンガ・ママナースもも子の今日もバタバタ日誌（158）

2020/10/20

（これまでの話は▶コチラ）

決意をした松本さんのもとに、久保くんがやってきて…

タイトル：彼との、そして馬鹿な自分との決別。病院までやってきた久保君。「心配したよ。昨日…帰ってこなかったから。」と松本さんに声をかけますが、松本さんは無言でにらみました。

久保君は、慌てて「……ご…ごめん…とにかく君が心配で職場まで来てごめん。」と謝りました。「…心配って死ぬとでも思ったわけ?」と冷たい返答に、「……いや…別にそういうわけでは…」と困ってしまいます。周りの目も気になる松本さんは、「とにかくちょっと外で待っててくれる?」と彼を病棟から追い出すのでした。

仕事を終えて、外に出ると久保君が待っていました。腰掛けている久保君をみて、（あーあー落ちこんでる。昨日から着歴すごいし鬼電してきたんだろうな…。）と思いました。

しかし、久保君にされたことを思い出し、（でも…怒りが消えない!!なんで私がこんな思いをしなくちゃなんないのかマジでわかんない!!全部こいつがサッサと離婚しないからじゃないか!!しかも子どもまで!!いくら私と出会う前とはいえ、別れようって相手と何でやっちゃうわけ?弱いやつなのよ結局!!）と気持ちを強くもつと、無言で久保君の隣に座りました

シンとした気まずい雰囲気を久保君が「…あ…」と話し出しました。「謝って済むことじゃないってわかってる…でも…俺の気持ちは…変わらない。別れたくないし…君と結婚したい。」と言いました。続けて、「なぜか全てがうまくいかなくて…本当に申し訳ないと思ってる。」と謝ります。松本さんは、内心（なぜかじゃねー!!全部てめーが起こしたことだろーが）と思わずにはいられません。

ずっと黙っていた松本さんは、「久保君何百回謝ったって土下座したってあたしの気持ちは変わらないよ。うんざりなのもうこういうのも。離婚もしてない男と付き合うんじゃなかった!!わかった時点で別れるべきだった。なんでそうしなかったのか…」と答えました。そして心の中で自分の問いかけに答えます。（そう…それは…幸せじゃない自分に腹が立ってて）

（みじめな気持ちでいたくなくて…安易な選択をしちゃったからだと思う。彼氏がいないと幸せじゃないって思い込んでた…。そろそろ結婚しないとなって…周りの選択に自分を合わせてた。「大事なのは自分がどうしたいかよ。」といった師長の言葉のとおりだ）と松本さんは考えていました。

そして（大事なのは私がどうしたいのか?だ!!私がどう生きたいのかだ）と確信しました。そう結論をだすと「自分の幸せは自分で作る…もう誰かに幸せにしてもらおうとは思わないようにしたい。」

「だから久保君も私に許してもらおうとか引き止めようとか考えずにまずは自分のしたことに向き合ってほしい。前の奥さんがどんな人かは知らないけど、それが片付かないうちに女くどくのはやっぱり甘いと思うよ。それがひどく私を傷つけることになった事実を受け入れてほしい。」と気持ちを伝える久保君の返事を待たず、スッと立ち上がりました。