モジャ先生との優しい時間|マンガ・ママナースもも子の今日もバタバタ日誌(104)

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「相談したいことがある」とモジャ先生を呼び出したもも子は…

モジャ先生と食事の約束をしたもも子。待ち合わせ場所のファミレスにモジャ先生が到着しました。

モジャ先生より前にきていたもも子は、先生を見つけると、「あっ先生!!」と呼びました。「すみません、子どもみてもらえる人いなくて…。」と座りながら断りました。

「もうすぐ2才で、おしゃべりも少しずつできるようになったねー。」とかず君と話すもも子をみて、モジャ先生は、『場所もファミレス…子ども連れとなると、どうやら男女の関係でなく本気の相談ってコト?』と考えました。もも子は、「先生メニュー決めました?私も来てから頼もうと思ってまだなんです。」といい、2人はメニューを頼むことにしました。

フェアのカレーからモジャ先生は悩んで、「クリームカレーパスタ!」と注文するものを決めました。もも子は、「私もそうしようと思ってた!でもかず君がお子様プレートを食べ切れなそうなので、ホテルカレーにしようかと。」と言いました。

モジャ先生は「ママは大変だね、そういうことも考えて注文するんだ。」と言いました。もも子は、「皆そうですよ。」と笑いながらも『旦那は自分が食べたいものサッサと注文するタイプなんですけどね…。」と心の中で毒付きました。注文したものがくると、モジャ先生は「あ、取り皿ください。」と店員さんにお願いしました。

「ホラ、ちゃっと食べてみてよ。うまそーだよ。」とモジャ先生はカレークリームパスタを取り分けてもも子に渡してくれました。申し訳なくて断るもも子に、「また注文すればいいよ。それに大丈夫、僕君のカレー残ったらもらうから。」とモジャ先生は紳士的に言いました。

モジャ先生が手渡してくれたできたてのパスタをもらい、3人で食事を食べ始めました。

「おいしいね。」「おいしいです。」と同じものを食べただけで、もも子は泣きそうになりました。『こんな優しいホッとする食卓…初めてだ…。」と思いながら、パスタを味わうのでした。

もも子は、お返しにホテルカレーを取り分けてモジャ先生に渡しました。すると、かず君も真似して「どうぞー。」と喜びました。モジャ先生も、「かわいいなぁーもう。じゃあ遠慮なく!」と3人は食事を楽しむのでした。

 

 

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【著者プロフィール】

広田奈都美(ひろた・なつみ) HP

漫画家・看護師。某地方総合病院にて勤務後、漫画家としてデビュー。著書は「僕達のアンナ」(集英社)、「お兄ちゃんがコンプレックス」、「ママの味・芝田里枝の魔法のおかわりレシピ」(秋田書店)他。

 

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