褒め言葉と勘違い|マンガ・ママナースもも子の今日もバタバタ日誌(48)

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もも子の同僚・松本さんが草壁先生をどう見ているかというと…

なんだかバタバタしているもも子。その様子を不思議に思った草壁先生に、松本さんが「お子さんを一歳半健診に連れて行くんだって。」と説明すると、尾田さんは「旦那がいけばいいのにねー。無職なんだから。」と呆れたようにつけたしました。

もも子の旦那が無職と聞いて、草壁先生はひどく驚いたようでした。松本さんは「いや、小説家になるとかで修行中みたいですよ。」とフォローをいれましたが、草壁先生は、「うーん大変だなー。心配ですよね…大丈夫かな。」ともも子を心配していました。

その様子をみた尾田さんは、「あの人なら大丈夫ですよ。普段はダラけてますけど、せっぱつまった時の要領の良さといったら…。」と軽く答え、松本は逆に『もしかして先生…もも子のこと…』と思います。すると尾田さんが続けて「もー先生はすぐ人のこと褒めるから!褒め上手で感心します。あのもも子のことまで褒めるなんて」と先生の優しさを責めました。その様子をみて、『そっか…誰のことも褒めるんだ…そうか』と少し焦る松本。

『やばい、私思いっきり勘違いしていい気分になってたわ!』と過去になかなか気付いてもらえないけど、秘かに自分が頑張ったり工夫したことを褒められたを思い出しました。

草壁先生に恋に落ちそうになっていたことに気付いた松本。『よかった、寸止めで気付いて
…』と気づかせて尾田さんに感謝するのでした。その頃もも子はというと…

ごちゃごちゃになった部屋を見ながら『新人賞の締切今月だっていうから我慢してたけど、半日休みもらって、健診行って帰ってきたらこの状態だと…絶望しかない』と落ち込んでいました。するともも子の夫が部屋にきて、「カズが帰ってきて集中できないから、ちょっとカフェ行ってくる。」と家を出ようとしました。

引き止めるもも子に「悪いけど今月締切だし、終わったらやるからさー。邪魔しないえくれ、あともう少しだから。」と言い残すとそそくさと出ていってしまいました。邪魔と言われたことがショックで、なにも考えられないもも子。

しばらく何も考えられるたたずみ、『こうなったらツイッター投票で、離婚を考えた方がいいか聞いてみようかな…。このままじゃ本当に離婚考えちゃうよ!?』と思ってしまうもも子なのでした。

 

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【著者プロフィール】

広田奈都美(ひろた・なつみ) HP

漫画家・看護師。某地方総合病院にて勤務後、漫画家としてデビュー。著書は「僕達のアンナ」(集英社)、「お兄ちゃんがコンプレックス」、「ママの味・芝田里枝の魔法のおかわりレシピ」(秋田書店)他。

 

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