イケメン研修医の苦手なもの|マンガ・ママナースもも子の今日もバタバタ日誌(44)

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草壁先生ともも子には以外な共通点が…?

その日の診療を終えたもも子は、草壁先生にコーヒーを入れてあげました。草壁先生は、「ここのナースは皆さん優しくていいですねー。」と嬉しそうに言いました。

草壁先生は突然、「僕…実はナース苦手だったんですよ。」と打ち明けました。「僕、要領が悪いせいで、研修先の大学病院でナースにすごい怒られて…小心者の僕はプレッシャーに弱くて、点滴がどんどん入らなくなりました。」ともも子の病院に来る前の病院での出来事をぽつぽつ話し始めました。

「先生が点滴を入れないと、子どもたちがかわいそうなんですよ!」「プレッシャーなんて何甘いこと言ってるの!」と師長や看護師に責められ、研修中に泣いたことで事態は悪化して、出勤拒否になったこともあったそうです。

「僕のいた病棟は特に師長が強くて、医者に対しても手かげんしない人だったので…。」という草壁先生の話を聞いてゾッとしながらも、浜田師長から受けた傷を思い出すもも子…。草壁先生からの「もも子さんもあったんですか?」という質問に、「ありますよ!意地悪な人はどこにでもいるけど、味方もいるんで大丈夫ですよ!少なくともここの病院のナースは研修医いじめなんてしませんよ!」と答えました。

草壁先生は、もも子の言葉を聞いてホッとしながらも、「でも、後もう一つ嫌だったのが…積極的に誘ってくるナースが結構いて…そういうのが苦手で…。」とナースが苦手な理由のもうひとつを打ち明けました。その瞬間、とっさにくるみのことを思い出してしまうもも子なのでした。

 

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【著者プロフィール】

広田奈都美(ひろた・なつみ) HP

漫画家・看護師。某地方総合病院にて勤務後、漫画家としてデビュー。著書は「僕達のアンナ」(集英社)、「お兄ちゃんがコンプレックス」、「ママの味・芝田里枝の魔法のおかわりレシピ」(秋田書店)他。

 

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