看護師さん向けに、転職活動で欠かせない履歴書の書き方について解説します。

目次

履歴書の書き方・マナー

履歴書の記入例の画像(1)

履歴書の記入例の画像(2)

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【項目別】履歴書の書き方

1写真

(1)写真

履歴書の写真は

  • スピード写真orスタジオ写真
  • サイズは「40mm×30mm」のもの
  • 「3カ月以内」に撮影したもの

を使いましょう。

撮影のポイントは4つです。

  • 「ジャケット」は必ず着る
  • 落ち着いた髪色・まとめ髪に
  • メイクはナチュラルに
  • 表情は「歯を見せずに微笑む」
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2学歴・職歴

(2)学歴・職歴

履歴書の学歴・職歴欄を書く際のポイントは5つです。

  • 西暦か和暦かを統一する
  • 学歴は高校卒業から書く
  • 病院名・部署名は正式名称で書く
  • 「一身上の都合により退職」と書く
  • 最終行に「以上」と書く
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3免許・資格

(3)免許・資格

履歴書の免許・資格欄の書き方ポイントは3つです。

  • 資格は取得順に書く
  • 「看護師免許 取得」と正式に書く
  • 西暦か和暦かを統一する
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4志望動機

(4)志望動機

履歴書の志望動機は、

  • これまでの経験・看護への思い
  • 志望先に惹かれたポイント
  • 志望先でどんなことをしたいのか
    (どんな経験・強みを生かせるのか)

の3つの要素で組み立てます。

ただし、「前職の人間関係が悪かった」などのネガティブな要素、「給料がいい」などの待遇面に触れる書き方は避けましょう。

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5自己PR(長所・短所)

(5)自己PR

履歴書の自己PRは、

  • 冒頭に自分の強みを一言で述べる
  • 強みに関するエピソードを紹介
  • 最後に意欲的な姿勢を伝える

という流れで書きましょう。

強み(アピールポイント)は具体的に、「体力」や「傾聴力」といった長所、あるいはこれまでの看護の経験を述べると良いでしょう。

その際、志望先の看護部のホームページなどに載っている「病院の理念・方針・特徴」などとマッチするものを選ぶと好印象です。

また、履歴書によっては「長所・短所」という項目があることも。短所はカバーする努力をしていることを添えると好印象です。

長所・短所は例えば以下のように「表裏一体」で考えると思いつきやすいでしょう。

▼(長所/短所)の例

  • 人当たりがいい/自己主張が苦手
  • 何事にも動じない/マイペース
  • 仕事が丁寧/気にし過ぎることがある

ただし、「友達が多い」などの仕事と直接関係のない長所、あるいは「体調を崩しやすい」など明らかに仕事に支障が出そうな短所は避けてください。

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6趣味・特技

(6)趣味・特技

履歴書に書く趣味・特技は、例えば

  • マラソン(体力のアピール)
  • 楽器演奏(院内の催しで役立つ)
  • イラスト(掲示物作成に役立つ)

など、看護師の仕事に活かせそうなものだと好印象です。

一方、競馬やエアガン、大食いなど、ギャンブルや犯罪・不健康を想起させるものは書かない方が無難でしょう。

趣味・特技を書くときには3つのポイントを意識しましょう。

  • 嘘をついたり誇張したりしない
  • 「一言」+「説明文」の2段階構成
  • (特技の場合)活動の実績や期間などを簡単に書いてもOK
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7本人希望欄

(7)本人希望欄

履歴書の本人希望欄は、次の3つのルールを守りましょう。

  • 特に書くことがない…「貴院の規定に従います」と書く
  • 絶対に外せない条件がある…簡潔に書く
  • 給料など待遇面については書かない

本人希望欄は基本的に、特に思い当たることがなければ「貴院の規定に従います」と書けば問題ありません。

ただ、入職日や勤務時間の希望など「その条件が叶わないと入職できない」という条件があれば、簡潔に書いても良いでしょう。

一方、給料などの待遇について触れるのはマイナスイメージにつながるのでやめましょう。

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履歴書の書き方マナー4つ

履歴書を書くときに守っておきたい、書き方のマナーを4つ紹介します。

  1. 履歴書のサイズはA4(見開きA3)
  2. 履歴書は「手書き」でも「パソコン」でもOK
  3. 履歴書に空欄はつくらない
  4. 履歴書に修正テープは使わない

1履歴書のサイズはA4(見開きA3)

履歴書のサイズはA4(見開きA3)が一般的です。

それより大きいと封筒に入りませんし、逆に小さいと文字が書きにくく、読みにくくなってしまいます。

2履歴書は「手書き」でも「パソコン」でもOK

履歴書は手書きで作成してもパソコンで作成してもOK

手書きの場合、記入は黒の油性ボールペンが望ましいでしょう。もしも、応募先の施設や転職サービスの担当者に「パソコンで」「手書きで」と指定されたときは、その指示に従います。

3履歴書に空欄はつくらない

履歴書には空欄をつくらず、すべての項目を埋めましょう。

本人希望欄などで書くことがない場合、「貴院の規定に従います」と書きます。

また、志望動機や自己PRが短すぎて空白が目立ってしまうのもNG。最低でも記入欄の8割は埋めましょう。

4履歴書に修正テープは使わない

履歴書で書き間違えてしまったとき、修正テープで訂正するのはNG。新しい用紙に書き直しましょう。

書き間違いを避けるためにも、下書きを用意してそれを見ながら清書するのがおすすめです。

Point!

看護roo!にはスマホやPCで完結できる履歴書作成機能があります。これから履歴書を作成する方は、ぜひ活用してみてください。

履歴書・職務経歴書の作成機能について

履歴書を入れる封筒マナー|宛名や持参するとき

封筒の書き方6つのステップ

履歴書を送る封筒の宛名・住所の書き方の図

履歴書を入れる封筒は、6つのステップで書きましょう。

  1. A4サイズ(角型2号)の白封筒を用意
  2. 郵便番号、住所を書く
  3. 宛名を書く
  4. 「履歴書在中」と赤字で書く
  5. 自分の住所と名前を書く
  6. のりで封をし、「〆」印を入れる

封筒の住所や宛名は縦書きが基本です。

住所は「一丁目二番地三号」と、漢数字で省略せず書きましょう。

封筒に入れる順番も大切

書類の入れ方、送り方の図

履歴書は他の書類と一緒にクリアファイルにまとめた上で、封筒に入れましょう。

クリアファイルに入れる順番は下記の通りです。

▼上から順に

  1. 添え状(送付状)
  2. 履歴書
  3. 職務経歴書
  4. その他の応募書類

「履歴書持参」でも封筒は必要?

履歴書を面接当日に持参する場合でも、封筒に入れましょう。

その際、宛名などは書かなくてOK。

封をする必要もありません。

面接官に手渡しする際は、封筒から出してクリアファイルごと提出します。

受付で提出する場合は、封筒に入れたまま渡しても問題ありません。

履歴書の送付状(添え状)マナー

送付状見本の画像

送付状の書き方ポイント6つ

履歴書などの応募書類を郵送するとき、送付状(添え状)も忘れずに添付しましょう。

書き方のポイントは6つです。

  1. 宛名は正式名称で書く
  2. 「拝啓」で始まり「敬具」で終わる
  3. 時候の挨拶を入れる
  4. 「何のためのどういった書類が同封されているか」を簡潔に書く
  5. 最後には日付と自分の名前書く
  6. 白い無地の便箋を選ぶ

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