「看護師の夜勤事情」、拘束時間長すぎ、回数多すぎな…過酷な実態|看護roo!ニュース

看護師という仕事につきものなのが「夜勤」。
「夜勤がつらい」などの声も聞かれ、ハードワークの要因の一つともなっています。
日本看護協会の調査結果を基に、夜勤の実態をまとめてみました。
夜勤の拘束時間、2交代病院で平均16時間超え
日看協が全国の病院を対象に行った調査では、2交代の病院で夜勤をしている看護職の月平均夜勤回数は4.7回、平均拘束時間は16.2時間でした。

「2019年病院看護実態調査」(日本看護協会)を基に看護roo!編集部で作成
日看協の夜勤や交代制勤務のガイドラインでは
「勤務の拘束時間は13時間以内とする」
という基準が示されていますが、この基準を守れているのはわずか1.4%。
健康被害が心配される長時間夜勤を多くの看護職が行っていることがわかります。
夜勤月8回以上の3交代病院が4割
一方、3交代病院を見てみると、夜勤をしている看護職の平均夜勤回数は7.6回、平均拘束時間は8.7時間でした。

「2019年病院看護実態調査」(日本看護協会)を基に看護roo!編集部で作成
こちらも、日看協のガイドラインで
「夜勤回数は、3交代制勤務は月8回以内を基本とする」
と示されていますが、この基準を上回る夜勤が行われている病院が約4割。
看護職が基準以上の夜勤をこなしている病院がそれなりの数あることがわかります。
夜勤の回数や拘束時間を減らすには…
身体への負担が大きい夜勤。看護師の健康を考えれば、拘束時間も回数も減らすのが良いことは言うまでもありません。
しかし、そのためにはマンパワー不足を解消する必要があります。
例えば、2交代制の病院で拘束時間を減らしても、今のように人手が足りなければ、1人あたりの夜勤の回数を増やすしかなく、それはそれで負担が大きくなってしまうからです。
看護補助者などへのタスクシフティング、貴重な人材である看護職の定着対策、潜在看護師が復帰しやすい環境づくりなど…、やるべきことは山積み。
看護の担い手を増やし、一人ひとりの負担を少しでも減らす、本気の対策が求められます。
看護roo!編集部 坂本朝子(@st_kangoroo)
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(参考)
2019年病院看護実態調査(日本看護協会)
看護職の夜勤・交代制勤務に関するガイドライン(日本看護協会)
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