【2020】准看護師学校の入学生が10年連続で減少、約7000人に

【2020】准看護師学校の入学生推移

 

准看護師学校の入学者が、10年連続で減少しました。

 

2016年度に1万人を切った後、減少スピードが加速し、この10年で4割も減少しています

 

厚生労働省の最新データを詳しく見てみましょう。

 

 

准看護師学校の入学生、約7000人に

2020年度の准看護師学校の入学生は7073人で、前年度と比べると585人減少しています。

 

入学時の学歴は、これまでと変わらず高校卒業が最も多く、7割を占めていました

 

男子学生の割合は5人に1人で、看護学生での比率(10人に1人)より高い傾向にあるのもこれまでと変化はありません(関連記事)。

 

准看護師学校の入学生データ

 

 

准看護師学校そのものが減少

准定員割れや看護学校への転換などで、准看護師学校そのものも減少しています。

 

2011年度は244校ありましたが、2020年度には214校まで減少。この10年で30校がなくなりました。

 

准看護師学校数の推移

 

都道府県別に見てみると、学校の数に地域差があることがわかります。
 

都道府県別 准看護師学校数

 

秋田県・福井県・沖縄県のように1校もない県がある一方で、埼玉県(17校)や福岡県(15校)などのように10校を超えている県もあります。

 

准看護師は都道府県知事免許であるため、都道府県によって准看護師の養成に対する考え方が異なることが影響しているとみられます。

 

 

就業先の7割は病院、4人に1人が進学

准看護師学校の卒業生の動きも見てみましょう。

 

【2020】准看護師学校の卒業生データ

 

2020年3月の准看護師学校の卒業生は6995人で、7000人を割り込みました。


そのうち、准看護師として就業する学生は6割を超え、就業先は病院が最も多く約7割を占めていました

 

ほとんどの学生が病院に就業する看護学生とは違い、診療所など病院以外に就業する学生が3割近くいます。

 

また、看護師資格の取得を目指すなど4人に1人が進学をしています。

 

進学者の多さや就学先の傾向に、大きな変化はみられませんでした。

 

 

准看護師の養成スピードは鈍化

准看護師の養成をめぐっては、人手不足や経営的な側面から存続させたい日本医師会と、看護師の資格への一本化を目指す日本看護協会とで、長い間、意見が対立してきました。

 

准看護師の養成数は減少し続けており、その勢いが弱まっていることは明らかです。

 

現在、就業中の准看護師は約30万人。多くの准看護師が医療を支えていますが、新たな准看護師の養成数は年々減少しており、この傾向は今後も続くとみられます。

 

看護roo!編集部 坂本朝子(@st_kangoroo

 


※この記事は2020年11月30日、最新データに基づき更新しました(前回更新:2019年11月14日、初出:2018年12月27日)

※小数点以下第2位は四捨五入のため、構成比合計が100%にならない場合あり。

 

 

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(参考)

看護師等学校養成所入学状況及び卒業生就業状況調査(厚生労働省)

医療従事者の需給に関する検討会 看護職員需給分科会 中間とりまとめ(厚生労働省)

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