在宅でも減塩病院食メニューを―大阪で宅配弁当サービス開始

【ナース知っ得ニュース 2015/8/19】

 

国立循環器病研究センターによる「かるしおレシピ」や全国164の国立病院のレシピを元に作られた病院食メニューを宅配するサービスが、先月より始まりました。現在は大阪市の一部と吹田市や豊中市などで提供されており、8月下旬には阪神地域へ、近々千葉市、札幌市、東京都町田市へも展開が予定されています。また今後、全国展開の見通しもあります。

 

病院食メニュー:味気ない→おいしくヘルシー 大阪市の企業、宅配 全国展開へ /大阪(毎日新聞)

 

(出展)グローカル・アイ「からだデリ」

 

増える「健康管理食」の弁当宅配サービス

今、弁当宅配サービスの世界では、いわゆる「介護食」だけではなく、「健康管理食」の提供もされるようになっています。

「健康管理食」とは、糖尿病や肥満などで、医師からカロリーやたんぱく質、塩分制限などを受けている人へ向けたもので、低カロリーかつ塩分少なめで、栄養バランスの整った内容になっています。

 

介護ニーズのある家庭だけでなく、家庭での調理がむずかしい、もしくは忙しさでメニューへ配慮する余裕がない働きざかりの層へも、弁当宅配サービスの需要が伸びていきそうです。

 

大ヒットした国立循環器病研究センターによる「かるしおレシピ」弁当も

本サービスで宅配されている病院食には、国立循環器病研究センターが考案した「かるしおレシピ」によるメニューも含まれています。「かるしおプロジェクト」は循環器病予防のための食生活改善を目的としたプロジェクトです。国循が新しい減塩の考え方を広めるために展開しており、この宅配弁当もプロジェクトの一環として開発されました。

 

「かるしお」とは、塩を軽く使ってうまみを引き出す減塩の新しい考え方。国循が高血圧予防のために、患者さんに出す食事は、1日の塩分摂取量が合計6g未満(1食2g未満)となるように調整されています。この食事に、京都の割烹などで修業した調理師長が京料理の手法を取り入れて開発したのが、この病院食メニューです。

 

変わる病院食 イベント時の特別メニューやオーダーメイド食なども

現在、病院食は減塩だけでなく、ひな祭りなどのイベント時の豪華メニュー、患者さんの症状に合わせたオーダーメイドのメニュー(愛知県・藤田保健衛生大学病院)など、新しい形が展開されています。

 

従来、「味気ない」イメージのあった病院食も、「おいしくて健康的」食事へと変化しています。このことも、病院食メニューの宅配サービスに今、多くの注目が集まっている背景といえます。

 

 

(参照)

かるしおプロジェクト(国立循環器病研究センター)

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