「火垂るの墓」の病棟解体が決定 元看護師も別れを惜しむ
【ナース知っ得ニュース 2015/7/8】
神戸大空襲を題材にした作品「火垂るの墓」で主人公の兄妹の母親が入院している病院として登場する、兵庫の西宮回生病院が解体されることが決まりました。
「火垂るの墓」に登場 兵庫・西宮回生病院、解体前に旧病棟の見学会(産経ニュース)

西宮回生病院HPより
兵庫県西宮市の西宮回生病院は、老朽化により、正面玄関や診察棟が取り壊されることが決まり、7月4日に解体前の見学会が開催されました。工事は7月中旬からはじまり、来年夏には新病棟が建設される予定です。
「火垂るの墓」で登場 見学会で場面の展示
西宮回生病院は、神戸大空襲を題材とした野坂昭如氏の作品「火垂るの墓」で、主人公の清太と妹の節子の母親が入院している病院として登場したことで知られています。アニメ映画では、同病院の玄関で、見知らぬ母子が無事を喜び合い再会するのを、清太と節子がうらやましそうに眺めるシーンなどで印象深く描かれています。
見学会でも「火垂るの墓」の場面が展示され、来場者たちは実際の建物と見比べるなどしました。
保存叶わず、耐震面での不安から取り壊し
同病院は、1907年に設立されてから、1937年に正面玄関などの旧病棟が建てられた、木造一部2階建ての近代風の円弧状の構造を持つ建物です。保存が検討されてきましたが、平成7年に起きた阪神大震災で玄関前の車寄せの屋根が落ちるなどしたことから、耐震面などの不安から取り壊しが決まりました。
見学会には地元の市民や以前同病院で働いていた看護師など約750人が来場し、展示されている過去の写真や年表に見入ったり、アーチ型が特徴の正面玄関前で記念撮影をしたりと、旧病棟との別れを惜しみました。
(参考)
「火垂るの墓」病棟解体へ 西宮回生病院の見学会に750人以上(スポニチアネックス)
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