医師への質問のコツはたった2つ。聞き方を変えるだけで「デキるナース」に変身する方法
医師のホンネは聞きにくい。
看護師にどんなことを思ってる?もっといい仕事の仕方はある?どうしたら職場がうまくいく?
一緒に働くドクターだからこそ言えることを、ホンネで聞いてきました。
医師から看護師へ伝えたいこと【3】
質問上手は情報収集上手。医師への質問のコツはたった2つ
医師との連携をスムーズにはかるためには…
誰よりも患者さんの近くにいる看護師が、じつは患者さんの異変を最初に知らせてくれる、医師にとってとても心強い相手です。
でも医師はいつも忙しそうでなんとなく声をかけにくい、そんな風に思われている看護師の方もおられるでしょう。
では、そんな忙しそうな医師に対して、どのように話しかけたり、質問をすれば良いのか。そのポイントについて、見ていきましょう。

医師との上手なコミュニケーション方法
【1】Yes/Noで答えられるように聞く
まずは質問の方法についてですが、より具体的にすることがポイントです。
たとえば、
「◯◯号室の患者さんの食事量が最近減っていますが、このまま様子を見ていて良いですか?」
といった形で、Yes/Noで答えられる形にすると医師はずっと答えやすくなります。
一方で、こちらはどうでしょう。
「◯◯号室の患者さんの食事量が最近減っていますがどうしましょうか?」
このような問いかけをされると、どのような回答を期待しているのかわからず困ってしまいます。
漠然と「どうしたらよいか」と、質問するのではなく、より具体的な形で「何を使ったらよいか」とか「誰に聞いたらいいか」などにすると、答えやすくなります。
【2】聞く前にちょっとSTOP!その質問は医師でOK?
質問する相手が本当にその医師で良いのかを考えることです。
自分で調べて解決できること、同僚や先輩、他の部署のコメディカルに聞いて解決できることまで医師に聞いていませんか?
もちろん医療現場はみんなが忙しく暇な人などいませんが、例えば薬のことは薬剤師に、退院支援についてはソーシャルワーカーに聞いてみるなど、まずは「正しい相手」に聞く事が大切です。
医師の側も「薬が良くわかりません」とただ質問されるよりも、「薬剤部に確認してみましたが、この薬とこの薬について良くわかりません」と質問されるほうが答えやすくなります。
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