夜勤「2交代制」が8割に、16時間以上の勤務は普通なの?|看護roo!ニュース

看護師の特徴的な働き方の1つである夜勤。
不規則な生活リズムや長時間勤務でヘトヘトになる中で、「他の病院の夜勤はどうなっているんだろう」と気になってしまうこともありますよね。
看護師の夜勤は、以前は「3交代制」が主流でしたが、現在は「2交代制」が大半を占めるようになりました。
看護現場の夜勤の現状を、日本看護協会などの最新データから見てみます。
看護師の夜勤は2交代制が年々増加
看護師の夜勤形態は、2交代制が年々増えてきています。
日本看護協会の調査によると、看護職員に最も多く適用されている夜勤形態は、2024年は2交代制が79.3%、3交代制は17.4%となりました。

10年前(2015年)は、2交代制が53.1%、3交代制が25.0%だったのと比較すると、2交代制が伸びていることが分かります。
なお、夜勤回数の月平均は、2交代制が4.9回、3交代制が7.5回でした。
2交代制のほとんどが「16時間以上勤務」
2交代制は、シフトが組みやすいなどのメリットがある一方で、夜勤が長時間になることが問題視されています。
最新の調査結果によると、2交代制を行う病院のうち84.8%が16時間以上の長時間夜勤となっています。前年の調査(84.0%)から微増という結果です。

長時間の夜勤は健康や医療安全上ハイリスクだとされていますが、なかなか減らせない実情があるとうかがえます。
「8時間空けずに次の勤務」が4割
長時間勤務だけでなく、勤務間隔が短くなることがあるのもシフト制のつらい部分です。
日本医療労働組合連合会の調査では、最も短かった勤務間隔を「8時間未満」とした回答が、37.5%に上ります。

結果には2交代制の回答も含まれているため、「日勤→深夜」「深夜→準夜」のシフトが組まれることがある3交代制の回答に絞れば、割合はさらに増えると思われます。
拘束時間は短くても、勤務間隔が短くて睡眠が充分に取れなければ、結局は体に疲労が溜まっていきます。
3交代制にもつらい現状があることがうかがえます。
看護師が足りない現状で、夜勤の負担を減らすのは難しいですが、勤務環境が改善しなければ、そもそも看護師の成り手が増えない悪循環のままです。夜勤を含む働き方や待遇の改善が求められます。
看護roo!編集部 北井寛人
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(参考)
日本看護協会「2024年病院看護実態調査」
日本医療労働組合連合会「2024年度夜勤実態調査」
ILO(国際労働機関)「1977年看護職員勧告(第157号)」
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