最終更新日 2017/07/18

呼吸訓練器具

呼吸訓練器具とは・・・

呼吸訓練器具(こきゅうくんれんきぐ)とは、呼吸機能を維持または向上させるために行われる呼吸の訓練を補助する器具である。呼吸筋訓練器や呼吸練習器と呼ばれることもある。

主に、手術後の肺合併症の予防や呼吸機能の早期回復を目的に、手術前後の患者に使用される。特に、喫煙者、息切れがある人、中高年者など、呼吸機能が低下している場合に使用される。

■使用目的
呼吸訓練器具は手術前にできるだけ肺活量を高め、手術後にできるだけ早く肺活量を取り戻すために、呼吸を補助する器具として使われる。
肺活量が低下すると十分な酸素を取り込むことができず、換気不全、痰の詰まり、無気肺肺炎など肺合併症の危険性があり、これらを防ぐために呼吸訓練が行われる。
また、肺活量を維持すると手術後の呼吸機能の回復がスムーズになり、肺合併症を最小限に抑える効果もある。

■種類
呼吸訓練器具には下記の2種類が存在する
・吸う力を訓練する
ゆっくり空気を吸う速度を可視化(自分の力量に合わせて3つのプラスチックボールで効果を確認できるものや自分の吸う速度がわかるものなどがある)して、最大限の吸気を持続させる訓練を補助する。最大吸気持続時間(最大限に吸い込んだ状態を保つ時間)を長くし、肺胞に十分な空気を取り込ませ拡張させることによって、呼吸機能を改善し、肺合併症を予防する効果がある。
・呼出する力を訓練する
空気を呼出する時に患者さんごとに一定の抵抗を与えて呼吸の訓練を補助する。この抵抗によって肺から空気を呼出する時に一定の圧力がかかり、肺胞の虚脱を減らし、肺胞を拡張させることによって、呼吸機能を改善し、肺合併症を予防する効果がある。

■使用上での注意点
・過度の使用

疲労による抵抗力の低下や過呼吸の原因となるため。
・身体の異常
目がチカチカする、意識が遠のくなどの症状が出る場合がある。

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