最終更新日 2019/09/30

ドップラー法

ドップラー法とは・・・

ドップラー法(どっぷらーほう、Doppler method)とは、超音波を使った検査法の一種である。超音波のドップラー効果を応用して、血液の流れる方向や速度を知ることができる。血管の閉塞や狭窄の診断にも用いられる。

【原理】
ドップラー効果とは、近づいてくる音は高くなっていき、去っていく音は低くなっていく現象である。これを血液の流れに応用すると、近づいてくる流れの波形と遠ざかって行く流れの波形を超音波診断装置で知ることができる。異常な流れを発見することが、血管疾患の早期発見につながる。

【ドップラー法を用いる症例】
動脈や下肢の血管、心臓をはじめ、様々な血管や臓器の血液の流れや速度を知ることができる。エコノミー症候群(下肢静脈血栓症)や、下肢閉塞性動脈疾患の診断の際によく用いられる。

 

引用参考文献
1)下肢ドップラー(エコー).KOMPUS 慶應義塾大学病院 医療・健康情報サイト.

SNSシェア

用語辞典トップへ