最終更新日 2019/08/30

水治療法

水治療法とは・・・

水治療法(すいちりょうほう)とは、水を使用した物理療法の一種である。水を蒸気や氷などに形態を変えたり、温水、冷水など様々に温度を変えて患部を刺激する 。水の浮力や水圧、流体抵抗などを利用した水中運動も水治療に含まれる。

運動機能を回復させるためのリハビリテーションを行う上で、重要な治療法の一つ。腰痛や膝痛、打撲、捻挫、神経痛などの痛みを軽減する効果が期待できるほか、精神疾患患者に対する鎮静効果を期待して行うこともある。

水治療の際には、寝たままの状態で湯につかってリハビリを行うことができるハバードタンクという浴槽が用いられる。

■水治療の種類
温水を用いた温熱療法、冷水を用いた寒冷療法、温水と冷水を交互に用いる交代浴、噴出する気泡をあてて患部を刺激する気泡浴、浴槽の水を渦巻きのように動かせる過流浴、蒸気を用いる蒸気浴など様々な種類がある。

執筆: 永澤成人

東京慈恵会医科大学医学部 看護学科老年看護学助教

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