急性期の片麻痺患者の口腔ケアで、ベッドを30度アップするとよいのはなぜ?|清潔援助

『看護技術のなぜ?ガイドブック』より転載。

 

今回は急性期の片麻痺患者の口腔ケアに関するQ&Aです。

 

大川美千代
群馬県立県民健康科学大学看護学部准教授

 

急性期の片麻痺患者の口腔ケアで、ベッドを30度アップするとよいのはなぜ?

ベッドを30度にするのは、口腔ケア中に反射的に唾液を誤嚥するのを防ぐためです。

 

ベッドに寄りかかるようにした状態で頭と肩に枕を当てて、ややうつむき加減の姿勢にします。このような姿勢を取ると、気管が広がらないため、誤嚥を防ぐことにつながります。

 

30度という角度は患者にとって安楽な姿勢でもあるため、リラックスしてケアを受けられるという利点もあります。とはいえ、片麻痺患者や高齢者は、常に誤嚥の危険性があることをしっかりと頭に入れてケアを行うことが必要です。

 


本記事は株式会社サイオ出版の提供により掲載しています。/著作権所有(C)2016照林社

 

[出典] 『看護技術のなぜ?ガイドブック』 (監修)大川美千代/2016年3月刊行/ サイオ出版

SNSシェア

看護知識トップへ