食事はどうやってエネルギーになるの?

『からだの正常・異常ガイドブック』より転載。

 

今回は食事とエネルギーに関するQ&Aです。

 

山田幸宏
昭和伊南総合病院健診センター長

 

食事はどうやってエネルギーになるの?

車にガソリンが必要なように、ヒトには食物が必要です。車は燃料であるガソリンを燃やして運動エネルギーに変換し、道路を走りますが、ヒトは米やパン、肉、魚、野菜などを食べることでエネルギーを生み出します。

 

こうした食物は、そのままの形では吸収することができません。そのため、胃腸管(消化管)での消化酵素の働きにより、(糖質=(炭水化物)デンプン、タンパク質、脂肪、ビタミンなどに分解されます。そのうち、エネルギーを生み出す燃料として使われるのは、糖質タンパク質、脂肪の3種類です。そのため、これらは三大栄養素(三大熱量素)と呼ばれています。

 

三大栄養素はさらに小腸で消化されます。炭水化物はグルコース(ブドウ糖)などに、タンパク質はアミノ酸などに、脂肪は脂肪酸にというように、より低分子の化合物になって血液中に取り込まれます。

 

そして、血液の流れに乗って個々の細胞の近くまで運ばれていきます。細胞は、細胞と細胞の間にある組織液(組織間液)を介し、酸素と栄養分を取り込みます。そして、ガソリンが燃焼して(酸素と反応して)熱を生み出すように、これらの栄養素も酸素と反応することでエネルギーが産生されます。

 

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本記事は株式会社サイオ出版の提供により掲載しています。

 

[出典] 『看護のためのからだの正常・異常ガイドブック』 (監修)山田幸宏/2016年2月刊行/ サイオ出版

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