年齢により脈拍数が違うのはなぜ?

『根拠から学ぶ基礎看護技術』より転載。
今回は年齢と脈拍数の関係についてのQ&Aです。

 

江口正信
公立福生病院診療部部長

 

年齢により脈拍数が違うのはなぜ?

 

新生児から小・中学生までは基礎代謝量が高く、成人から高齢者にかけて漸減するためです。

 

〈目次〉

 

年齢による脈拍数

脈拍数は健康成人で1分間に70~80回ですが、新生児で120~140回/分、乳児で120回/分前後、3歳までは100回/分以上が多く、以後年齢とともに減少します。小学生男子で80~90/分回、中学生で70~80/分回ぐらいになり、以後一定した値をとります(表1

 

表1年齢による循環機能の変化

年齢による循環機能の変化

 

高齢者の脈拍数が少ない理由

高齢者では脈拍数は少なく、60回/分くらいの人も多くみられます。これは、基礎代謝量が、新生児から小児期をピークとして、年齢とともに減少するためと考えられます(図1)。

 

図1基礎代謝量の年齢的推移と男女の差異

基礎代謝量の年齢的推移と男女の差異

 

小児期の脈拍数の変化

小児期では、興奮したり、泣いたり、精神的にも不安定な状態にあるため、そのつど脈拍数の増加に影響します。

 

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本記事は株式会社サイオ出版の提供により掲載しています。

 

[出典] 『新訂版 根拠から学ぶ基礎看護技術』 (編著)江口正信/2015年3月刊行/ サイオ出版

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