胸腔ドレーン|からだずかん【26】
『ゆるっとポップな解剖生理学 からだずかん』(KADOKAWA)より転載、Web掲載にあたり一部改変。
内容は書籍刊行当時のもの。
今回は2章『呼吸器系』より、「胸腔ドレーン」について解説します。
著:角野ふち
胸腔ドレーン
正常では、胸膜腔(きょうまくくう)内は陰圧(いんあつ)で少量の胸水(きょうすい)で満たされています。
何らかの原因で、このすきまに空気や滲出液(しんしゅつえき)、血液などがたまってしまうと正常に呼吸運動ができなくなります。
このたまってしまった余分な液体や空気を排出するために使うチューブが“胸腔(きょうくう)ドレーン”です。

胸腔ドレーンのしくみ
胸膜腔内は常に陰圧なので、胸膜腔に穴をあけると空気が流れ込んで肺がしぼんでしまいます(気胸(ききょう))。
そこで、水でフタ(水封(すいふう))をすることで空気が胸膜腔内に入ることを防止しています。

[出典] 『ゆるっとポップな解剖生理学 からだずかん』 (著者)角野ふち (監修)嵯峨 堅、能間 国光/2024年5月刊行/株式会社KADOKAWA
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