細胞|からだずかん【2】

『ゆるっとポップな解剖生理学 からだずかん』(KADOKAWA)より転載、Web掲載にあたり一部改変。
内容は書籍刊行当時のもの。
今回は序章『生命の基本構造』より、「細胞」について解説します。

 

著:角野ふち
 

 

細胞

それでは、基本となる細胞の構造をみてみましょう。


 ②細胞膜 ③細胞質 の 3 つの構造からなります。

 

細胞の模式図。細胞全体が青い器状に描かれ、中心には赤い核がある。 ①	核=すべての遺伝情報をもつ。核膜・核小体・染色質(DNAが連なったもの)で構成されている。 ②	細胞膜=外部とのしきり。物質を運んだり、情報を伝えたりする。 ③	細胞質=細胞質基質+細胞小器官からなる。 細胞小器官:ミトコンドリア(エネルギーづくり)、滑面小胞体、ゴルジ体(タンパク質のしあげ)、中心体(細胞分裂に関与)、リソソーム(ライソゾーム・ゴミ処理)、粗面小胞体、リボソーム(タンパク質づくり)

 

遺伝情報がかかれたDNAを収納している核、その周りを満たしている細胞質、さらにその全体を覆う細胞膜で構成されています。


細胞質は、細胞質基質とよばれる半透明の液体で満たされています。

 

その中にはミトコンドリア、小胞体、リボソームなど細胞小器官とよばれる装置が浮かんでいます。

 

核 Nucleus

中にはDNAが収納された染色質があります。

 

染色質は、細胞分裂の際にさらにコンパクトになり染色体とよばれる棒状のつくりとなります。

 

DNAと染色体の構造を説明するイラスト。 右側にはDNAの二重らせん構造が描かれ、左側にはDNAがヒストン(タンパク質)に巻き付いて染色体を形成する過程が示されている。人間の細胞の核には23対(46本)の染色体(22対の常染色体と1対の性染色体)が存在することが注記されている。

 

DNA(デオキシリボ核酸)

DNAの二重らせん構造と機能を説明するイラスト。 アデニン(A)、チミン(T)、シトシン(C)、グアニン(G)の4種類の塩基と、糖とリン酸が繋がった単位がDNA。AとT、CとGがペアとなって結合するルールがある。DNAはからだをつくるために必要な情報が記されている設計図であり、親から子へ伝わる情報は「遺伝子」と呼ばれる。

 

細胞小器官

遺伝子の指示に従ってタンパク質をつくったり、酸素と栄養素を使いエネルギーをつくったり、その過程で生まれたゴミを処理したりといったはたらきをします。

 

細胞小器官と遺伝情報の流れを説明するイラスト。 ミトコンドリア:なんか細長くてパワフルなやつ。酸素を使ってエネルギー(ATP)を作る。 リソソーム:きれいずきで、繊細なところも。細胞にあるゴミを処理する。別名ライソゾーム。 リボソーム:丸くて小さくてキュート。タンパク質をつくる。 ゴルジ体(ゴルジ装置):たよれるアニキ!タンパク質をしあげて配送する。 小胞体:物質の工場兼倉庫(粗面・滑面)。 RNA(リボ核酸):大切な情報(DNA)は核外へ持ち出せないためコピーしたもの(転写)。 運ぶ役割を持つものはトランスファーRNA、伝える役割を持つものはメッセンジャーRNA(役割で呼び名が変わる。) 細胞膜:2重の脂質でできており物質は細胞の内外を移動します。


 

[出典] 『ゆるっとポップな解剖生理学 からだずかん』 (著者)角野ふち (監修)嵯峨 堅、能間 国光/2024年5月刊行/株式会社KADOKAWA

 

著者プロフィール
角野ふちプロフィール

角野ふちXInstagram

看護師、保健師、イラストレーター。

 

人のからだをかわいくポップなイラストで解説するコンテンツ『からだずかん』を、SNSやWebサイトで発信。

イラストを手がけた書籍に『薬メモ!』(大田和季著・じほう)、『みんなの救命救急科』(三谷雄己著・中外医学社)など。

日本メディカルイラストレーション学会会員。

 

webサイト: からだずかん
ショップ: ぞーきーず

 

 

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