2019/03/11 のクイズ
- 1. 一口食べたら顎を引かせ、嚥下運動を確認しながら、食事介助するように伝えた。
- 2. 食前・食後に口腔ケアを行うように伝えた。
- 3. 食前にウォーミングアップ(頸部の体操、喉のアイスマッサージ、少量の水の嚥下)を行うように伝えた。
- 4. 食事介助の際は、安全な摂食姿勢として座位90度にするように伝えた。
挑戦者4340人 正解率60%
嚥下障害を来すと、以下のような症状の原因となります。
・誤嚥:食べ物などが声帯を超えて、気管(肺)に入り込むと、肺組織に障害を与え、感染を引き起こします。また、肺炎を発生させたり、気道を塞いで窒息を起こしたりします。
・栄養摂取不足:栄養不良や脱水症を発症させてしまいます。
・QOLの低下:食べる楽しみの消失により、QOLの低下などを引き起こしてしまいます。
このような症状を来さないよう、患者さんが在宅で安全に生活するために、患者さんやご家族に適切な食事介助の方法を指導するようにしましょう。
- 1. 一口食べたら顎を引かせ、嚥下運動を確認しながら、食事介助するように伝えた。
-
不正解
嚥下障害のある患者さんには、誤嚥を来さないよう、一口食べたら顎を引かせるなど、嚥下運動に注視して観察することが必要です。
- 2. 食前・食後に口腔ケアを行うように伝えた。
-
不正解
食前の口腔ケアは、口腔内の刺激になり、口腔機能の活性化につながります。また、口腔内を清潔にすることで、患者さんが気分良く食事ができるようになります。一方、食後の口腔ケアは、口腔内を清潔にすることで、感染の予防や誤嚥性肺炎の予防につながります。
- 3. 食前にウォーミングアップ(頸部の体操、喉のアイスマッサージ、少量の水の嚥下)を行うように伝えた。
-
不正解
頸部の体操、喉のアイスマッサージ(凍らせたスポンジで喉を刺激すること)、少量の水の嚥下といった食前のウォーミングアップを行うことは、食事中の嚥下機能を維持させる適切な方法です。
- 4. 食事介助の際は、安全な摂食姿勢として座位90度にするように伝えた。
-
正解
嚥下障害があり、食事介助が必要な患者さんには座位90度ではなく、30度仰臥位にするようにしましょう1)。よって、この選択肢は誤りです。座位90度にすると、口から食べ物がこぼれてしまったり、口腔内に食べ物が残ってしまうなど、摂食が困難になることがあります。なお、自力で食事が可能な患者さんの場合には、座位90度が安全な摂食姿勢になります。
引用参考文献など
1)大熊るり.第2回 嚥下障害-診断と治療-.NPO法人PDN.(2019年2月閲覧)
2)8020推進財団.“口腔ケアで誤嚥性肺炎の予防”.(2019年2月閲覧)
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