2017/11/16 のクイズ
77歳男性のAさんは妻と二人暮らしで、脳梗塞により意識レベルはJCSⅡ群の状態で在宅療養中です。両上肢にミトンを使用していましたが、経鼻経管栄養投与中に胃チューブを抜去してしまいました。家族はすぐに抜去に気づいて経管栄養を中止し、担当訪問看護師へ電話を入れました。臨時訪問をした看護師のあなたは、主治医へ患者さんの状況を報告し、医師の指示通り、胃チューブを再挿入しました。在宅で胃チューブの位置の確認をする場合、適切な方法はどれでしょうか。
- 1. 胃チューブから空気を入れて、聴診器で気泡音を確認した。
- 2. 胃チューブから注射器で液を採取し、リトマス試験紙を使用して㏗5.5以上であることを確認した。
- 3. 気泡の確認後、胃チューブ内の液を採取し、pH試験紙でpH5.5以下であることを確認した。
- 4. かかりつけの病院へ行き、腹部X線写真撮影で確認した。
挑戦者3965人 正解率45%
- 1. 胃チューブから空気を入れて、聴診器で気泡音を確認した。
-
不正解
気泡音の確認は必要ですが、これだけでは不十分であり、胃液の確認が必要です。
- 2. 胃チューブから注射器で液を採取し、リトマス試験紙を使用して㏗5.5以上であることを確認した。
-
不正解
胃チューブから採取された液が胃液かどうかの確認が必要となります。リトマス試験紙は簡便法のため、正確なpHを測定することはできません。
- 3. 気泡の確認後、胃チューブ内の液を採取し、pH試験紙でpH5.5以下であることを確認した。
-
正解
気泡の確認と、チューブ内の液が胃液であるかを確認するために、pH試験紙を使用してpH5.5以下の酸性であることを確認する必要があります。したがって、この選択肢が正解です。
- 4. かかりつけの病院へ行き、腹部X線写真撮影で確認した。
-
不正解
X線写真撮影による確認はより確実ですが、この場合、わざわざ自宅から病院へ移動させてまでの確認は必要ではありません。
引用参考文献など
1)島田珠美.経管栄養.系統看護学講座:統合分野:在宅看護論.医学書院,2013,214-219.
2)浅田摩紀.経腸栄養法.根拠と事故防止からみた基礎・臨床看護技術.医学書院,2014,68-73.
3)経鼻栄養チューブ取扱い時の注意について:PMDA医療安全情報.No.42,2014.(2017年8月閲覧)
4)医療安全全国共同行動ホームページ.目標3[危険手技の安全な実施]Q&A.(平成29年10月閲覧)
このクイズに関連する記事
いま読まれている記事
掲示板でいま話題
今日の看護クイズ
本日の問題
◆呼吸器の問題◆気胸について正しいものはどれでしょうか?
- 男性より女性に多い
- 喫煙は気胸のリスクを高める
- 原発性気胸の再発率は10%程度である
- 医療行為で発生することはない
2266人が挑戦!
解答してポイントをGET

